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  1. 能代市議会 1996-09-01
    09月19日-04号


    取得元: 能代市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-19
    平成 8年  9月 定例会平成八年九月十九日(木曜日)●出席議員(二十八名)      一番  後藤 健君      二番  斎藤宗一郎君      三番  畠 貞一郎君      四番  山木雄三君      五番  塚本民雄君      六番  伊藤洋文君      七番  平野龍市君      八番  原田悦子君      九番  今野清孝君      十番  藤原良範君     十一番  今野藤悦君     十二番  平山清彦君     十三番  梅田味伸君     十四番  中田 満君     十五番  畠山一男君     十六番  柳谷 渉君     十七番  工藤勇男君     十八番  佐藤幹雄君     十九番  矢田部 昌君     二十番  武田正廣君    二十一番  松谷福三君    二十二番  竹内 宏君    二十四番  大倉富士男君    二十五番  戸松正之君    二十七番  相場洋子君    二十八番  渡辺芳勝君    二十九番  小林幸一郎君     三十番  住吉新作君---------------------------------------●欠席議員(二名)    二十三番  熊谷 健君    二十六番  袴田謙弥君---------------------------------------●説明のため出席した者     市長      宮腰洋逸君     助役      金田広実君     収入役     大塚慶治君     監査委員    西村 豊君     総務部長    相沢東生君     生活環境部長  布川隆治君     福祉保健部長  安岡義則君     産業部長    石井 清君     建設部長    武田 敏君     企画調整室長  工藤金美君     総務部次長   斎藤憲身君     生活環境部             越前悠二君     次長     福祉保健部             秋元庄一君     次長     産業部次長   長内嘉右ヱ門君     総務部             豊田敬夫君     財政課長     総務課参事   袴田 司君     ガス水道局長  赤塚謙蔵君     教育長     野中和郎君     教育次長    工藤 靖君---------------------------------------●事務局職員出席者     事務局長    鈴木一真君     議事係長    渡辺健三君     主任      畠山一仁君     主任      吉岡康隆君     主任      亀田吉之君---------------------------------------●本日の会議に付した事件 日程第一  承認第九号   専決処分の承認を求めることについて 日程第二  議案第六十五号 能代市行政手続条例の制定について 日程第三  議案第六十六号 能代市公設小売市場条例の一部改正について 日程第四  議案第六十七号 市道路線の認定及び廃止について 日程第五  議案第六十八号 平成七年度能代市公営企業決算の認定について               ニューライフセンター建設特別委員会の設置について 日程第六  議案第六十九号 平成八年度能代市一般会計補正予算 日程第七  議案第七十号  平成八年度能代市鶴形簡易水道特別会計補正予算 日程第八  議案第七十一号 平成八年度能代市下水道事業特別会計補正予算 日程第九  議案第七十二号 平成八年度能代市土地区画整理事業換地清算特別会計補正予算 日程第一〇 議案第七十三号 平成八年度能代市市場事業特別会計補正予算 日程第一一 議案第七十四号 平成八年度能代市国民健康保険事業特別会計補正予算 日程第一二 議案第七十五号 平成八年度能代市水道事業会計補正予算 日程第一三 議案第七十六号 平成八年度能代市ガス事業会計補正予算 日程第一四 請願陳情七件---------------------------------------                    午前十時四分 開議 ○議長(山木雄三君) ただいまより能代市議会定例会継続会議を開きます。 本日の出席議員は、二十七名であります。 本日の議事日程は、日程表第十八号のとおり定めました。--------------------------------------- △日程第一 承認第九号専決処分の承認を求めることについて ○議長(山木雄三君) 日程第一、承認第九号専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。 当局の説明を求めます。総務部長。 ◎総務部長相沢東生君) 承認第九号について御説明申し上げます。本案は、全国的に拡大している病原性大腸菌O-157を初めとする食中毒予防対策として、学校給食共同調理場、保育所及び老人ホーム検食用冷凍庫、包丁、まないた殺菌庫などを、また全小・中学校牛乳保冷庫を緊急に配備するため、平成八年七月三十一日付で、平成八年度能代市一般会計補正予算(第三号)を専決処分いたしましたので、議会の承認を求めるものであります。 まず、別紙の専決第十号平成八年度能代市一般会計補正予算(第三号)について御説明申し上げます。条文の第一条では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ一千五百九十万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ百八十一億二千四百五十一万七千円とすることと定めております。 内容につきましては、事項別明細書により御説明いたします。まず、歳入でありますが、十四款繰入金、一項基金繰入金は千五百九十万円の計上で、財政調整基金繰入金であります。専決後の基金残高は、十一億五千三百九十八万九千円となります。次に、歳出でありますが、三款民生費は五百一万円の計上であります。一項社会福祉費は八十八万円の計上で、松籟荘へ包丁、まないた殺菌庫検食用冷凍庫及び洗濯機を購入するための経費であります。二項児童福祉費は四百十三万円の計上で、保育所へ殺菌庫、冷凍庫、洗濯機等を購入するための経費及び殺菌灯の設置等に要する経費であります。十款教育費は、千八十九万円の計上であります。二項小学校費は六百二十万円、三項中学校費は四百六十九万円の計上で、学校給食共同調理場へ冷凍庫を購入するための経費と、小・中学校牛乳保冷庫を購入するための経費でございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(山木雄三君) これより逐条質疑を行います。まず、条文及び歳入について質疑を行います。 十六番柳谷渉君。 ◆十六番(柳谷渉君) この専決そのものは、非常に迅速な対応でよかったなあと、こういうふうに喜んでおります。また、事故もなく過ぎてよかったなあと思っていますけれども、ちょっと考え方をお聞かせいただきたいなあと思いますのは、大変な事件であったし、被害も大きかったわけですが、これから涼しい季節に入りましたからおさまると思います。ただ、来年もまたそういう季節がめぐり来るわけですけれども、当市は、保冷庫とか、殺菌庫等々、設備面で今回手を打たれたわけですね。それはそれで、結構であったと思うのですが、一つちょっと気になりますのは、例えば、学校給食なんかの場合ですと、センター方式といいますか、材料の大量一括購入、それから大量の調理というふうなことですね、それから搬送、そういうシステムになっているわけですね。皆さんが、一生懸命清潔を心がけて仕事をやっておられるにもかかわらず、どうしてああいうことが起こったのかなあと。カイワレだとかというふうなこともありましたけれども、それでも原因がつかめない。そうするとやっぱり、システムそのものについて点検して、場合によっては見直ししてみる必要もあるのかなあというふうな気もします。大量の調理となればまた、熱が浸透し切らない部分もあるのかもしれないし、いろんな矛盾もあるのかなあと、これは素人考えですけれどもね。設備だけでなくて、そういったもう少し根本のところも点検されてみるというふうな、そういうお考えはないものかどうかお尋ねをいたします。 ○議長(山木雄三君) 総務部長。 ◎総務部長相沢東生君) 歳入でのお尋ねでありますけれども、まず基本的な考えとしてO-157については、まだその原因の解明というのが進んでおりませんので、これからも十分注意しながらいかなければならないと、こう思っております。それで、今お話にありました学校給食の食材の購入につきましては、これは生鮮食料等については、できるだけ各給食調理場のそばにある商店での購入に努めております。ただ、魚をフライに揚げる場合には、同じ魚で同じ大きさのものを大量に準備するということになりますので、どうしても市内の商店で調達できない場合もありますので、そういう場合は一括購入の形になっておりますけれども、そういうところも十分注意しながら、今後やっていく必要があるとこう思っております。 ○議長(山木雄三君) 他に質疑ありませんか。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 次に、歳出第三款民生費について質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 次に、第十款教育費について質疑を行います。二十七番相場洋子君。 ◆二十七番(相場洋子君) 二、三お伺いしたいと思いますが、まず初めに、専決処分をしております千五百九十万円と、それから予算の既計上分で対応した分、そしてまた議案第六十九号の補正予算の中にもこの病原性大腸菌対策の費用があるわけですので、結局、全体としてこの費用というものは一体どのくらいになるのか、そのことを一つお伺いしておきたいと思います。 それから教育長にお伺いしたいのですけれども、牛乳の保冷庫について、最初のお話が出たときには年次計画で、ということがあったわけなんですが、急遽こういうことが起きまして、学校には全部配置をするということになりましたね。ですから、そのことについては大変よかったというか、原因が原因だっただけに、まあ、そのことはいいのですけれども、そういう意味で、改めて冷凍庫の関係だとか必要な機材はこれでそろったというふうに考えるのかですね、そのほかにまないたから洗濯機までありましたけれど、これで大体機材がそろうのかと、それが第一点です。それから、機材とかそのほか道具類は、一定の年数が経過すれば更新ということもあるのでしょうが、例えば消耗品ですね、そろえておかなければならないような、この専決でいきますと逆性石けんだとか、それから保健室には備えておきたいものとか、そういうような恒常的なものが出てくるんじゃないかという気がするんですね。ですから、そういう意味で、予算をどういうふうに考えればいいのか、要するに恒常的にかかるものについてはどういうふうに考えていくのか。シーズンが終わればそれで終わりということではないような気がするんですけど、そこら辺についてどういう考え方を持っているのか、これが二点目です。それから三点目にですね、このたびの全国のいろいろな自治体でやりました対策の中で、プールの水の問題がございました。それで、大変私も気にしているんですけれども、例えば、プールの水を取りかえる頻度がいいのかどうかとか、それから水源は何なのか、つまり上水道なのか、簡易水道なのか、地下水なのかですね、そういう水源問題についてどのように検討されて、どうなったのか。予算上にはこれがあらわれていないように見受けられますけれども、水の検査などをしたと思うんですが、それらについての経費とかはどういうふうにこれからなっていくのか、ここら辺についてちょっと全体がわかりませんので、お尋ねをしておきたいと思います。この関係は民生費ももしかしたらあるかもしれませんが、今、教育費の方が大変重視されておりますので、一応教育費のところをよろしくお願いします。 ○議長(山木雄三君) 総務部長。 ◎総務部長相沢東生君) 予算の総額について私の方から申し上げます。専決処分した分が千五百九十万円です。それから既計上予算で対応した分が、一般会計で七百五十二万九千円、下水道事業特別会計で六万円で、合計で二千三百四十八万九千円になっております。このうちの三百三十七万五千円を今回補正いたしましたので、トータルでは千五百九十万円と七百五十万九千円プラス六万円の二千三百四十八万九千円でございます。 ○議長(山木雄三君) 教育長。 ◎教育長(野中和郎君) ただいまの相場議員の御質問にお答え申し上げますが、このO-157につきましては、再三お話しされておりますように、原因究明がまだはっきりしてないと。それから、この特徴は寒くなっても消えていかないという問題も指摘されております。七十五度C以上であれば死滅するけれども、いわゆる寒さには強いということもありますので、そういう点で国、県の指導あるいはチェックリストには全部従いながら、当能代市としては、でき得る範囲でパーフェクトに近い形で対応はしてきております。それが一つであります。それから、消耗品その他の細かい予算的なものにつきましては、ただいま補正等の問題でお願いしてある関係もありますので、次長に答えさせます。それから、プールの問題でありますけれども、このプールの水質の検査につきましても、再三対応しておりますし、その水源につきましては、一カ所を除いて全部上水道の対応でございますから、その辺も飲み水同様の対応をしながら、プールの水質汚染防止ということで、今回は入念にそのチェックをしながら対応してきております。数字的なことにつきましては、次長に答えさせます。 ○議長(山木雄三君) 教育次長。 ◎教育次長(工藤靖君) お答えをいたします。消耗品の関係につきましては、調理場、学校につきまして必要なものは、既計上予算に一般の給食用の消耗品がございまして、そちらの方で対応をしております。国の方からも再三にわたりまして通知が入っておりますので、それに基づいた対応はその都度やっておりまして、今後、また国、県からいろんなO-157に対するそういった指導があれば、不足なものはこの後また対応していかなければならないと、そういうふうにも考えております。それから、水質の状況につきましても、この後の九月補正予算の方に、水質検査あるいは地下水の対応とか簡易専用水道、プールに対応したそれぞれの調査に要する費用は今回計上しておりまして、年二回対応のものが今回からは三回の対応と、そういったものも国や県の指導に基づいて行っております。以上でございます。 ○議長(山木雄三君) 二十七番相場洋子君。
    ◆二十七番(相場洋子君) ちょっと答弁漏れがありましたけれども、再質問いたします。器具とか道具というようなものは、必要とされているものがこれでそろったというふうに見ればいいのかですね、そこら辺はちょっとお答えがありませんので、それはどうなのかということをお願いしたいのですが。結局、その牛乳保冷庫をつけたことによって、子供たちからもとても喜んでもらっているというふうに、市長も質問に対する答弁で言っておられましたけれども、そういう殺菌庫とかですね、食材の検食のための冷凍庫だとか、そういうものの最低限必要なものはそろった、というふうに考えればいいのかというところはお答えがありませんでしたので、その点についてお答えをいただきたいと思います。それから、消耗品の関係ですと、例えば、今までの通常のもののほかに、おっしゃるようにO-157の菌は季節だとかは関係ないらしいんですね。ですから、当然、子供たちの手洗いの石けんから違ってくるんだと思うんですよ。だから、当然、いざというときの保健室のいろいろな薬剤ですね、そういうようなものが今までとは違った形で必要になるのではないかと。そういう観点で物をそろえていくのかどうか、そこら辺は大分神経を使わないといけないのではないか、というふうに思うんですね。そういう点でどういうふうになっていくのかなと思いましたので、その点について伺いたいと思うんです。 それから、プールの水質検査については、もう何回かやっていて、全校でやったという一般質問の市長答弁があるんですけれど、そういう意味では、全部大丈夫だったよと、このO-157では大丈夫だったというふうに私は解釈しました。ただ、問題はO-157だけに、水質がよかったということであればそれはそれでよろしいんですが、心配なのは、ニュースを見ますと全国的にいろいろな問題があり、さまざまな心配点があるわけですね。ですから、そういう点で考えますと、上水道を使っているプールと、そうではないプールとでは、検査の頻度とかですね、事によっては水源を変えるとかというようなことが出てくるのではないか、という気がするんですよ。先ほど教育長は、上水道を使っていないところは一校というふうに言われましたが、簡易水道をやっている関係上、それはちょっとないのじゃないかと思うんですが、そういう簡易水道の場合ですね、プールの水を取りかえる頻度をふやしたりとか、いろいろな対策があろうかと思うんですが、そこは何にもなくて、今までどおりというのはかなり心配なんですよね。そういう点でどういうふうにやられたのか、やられる方向なのか、そういう点についてお伺いしておきたいと思います。 ○議長(山木雄三君) 教育長。 ◎教育長(野中和郎君) ただいまの相場議員の御質問にお答えしますが、言葉が足りなかったようですが、先ほど国ないしは県で示された、一次、二次と示されてきたチェックポイントに従って全部対応しておりますのでと答えたつもりでしたが、ということは、現在の段階では、当能代市としてはパーフェクトに近い形で対応しておりますというふうに御理解いただきたいということであります。それから、調理関係のソフト的な問題でありますが、これは、今までとは全く別の視点からの注意、チェックポイントが示されておりまして、例えば、今までは調理場の中まで入った者は、ここまでより入れないとか、入れてはいけないとか、それから通り越してはいけないとか、細かな指示事項がございます。そういうものに従いながら、この夏休み中にいろんな講習等も開かせていただいて徹底しておりますので、少なくともこの種の問題につきましては、現段階で、当能代市としてはでき得る最高の対応をしておりますので、その点をひとつ御理解いただきたいということであります。それからプールの件でありますが、先ほど一カ所と言ったのは、地下水を使っているのが一カ所という意味でありまして、プールの種類によりまして上水道のもの、簡易水道のものもあります。その都度、水質汚染につきましては、検査をし、ことしはさらに入念に検査をし、もちろんO-157は出ませんでしたが、例えば、大腸菌等のプラスの要素の出た学校につきましては、もう一度殺菌をしてもらうまでは市のプールを使っていただいたケースもありました。いろんなことで対応しておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(山木雄三君) 二十七番相場洋子君。 ◆二十七番(相場洋子君) 今回、専決までしてですね、必要な機材を整えたということなわけで、このことについては何も言うことがないわけですね。子供たちにいろいろな伝染病、というようなことは絶対に出ないというふうな体制をとらなければならないわけですから、それは当然のことなんですね。ただ、私がこの問題で一番気になりましたのは、やっぱりプールなんですよね。六月議会でもですね、プールの排水口の問題などでお尋ねした際に、シーズン中にそんなに回数を多く水を取りかえていないと。もちろん減った分は足したりしているでしょうから、そういうことで循環させているというふうに言うかもしれませんが、ただプールの水そのものを取りかえる頻度が非常に少ないということに、私はびっくりしたんですよ。そういうことと、あわせて上水道を使っていないところでは、子供たちにプールの水がもし口に入ったら、頑張ってきれいな水のところでうがいしてねというようなことだとか、例えば、そういうふうに指導しなければならないようなところがあるとすれば、やっぱりこのプールの水源の問題について、よほど神経を使わなければならないんじゃないか、というふうに私は思うんです。そういった意味で、地下水のところ、これはですね、早急に変えなければならないと思うんです。カイワレが原因じゃないかと言われたときに、一番びっくりしたのは、動物のふん尿とかそういうものが地下を通って出たんじゃないかと、そういうようなことがありましたし、そういう意味では、地下水を使っているということは、ちょっとこれは大至急改善しなければならないんじゃないかと。同時に、その簡易水道についても、やはり神経を使って、とにかく水源を変えるとか、あるいはそれができなかったら水の取りかえる頻度をふやすとか、そういう細かな対策がなければ、完全にこの対策をやったということにならないんじゃないかという気がします。そのほか食材問題とかいろいろありますけど、今の段階で取り得る対策はしなければならないのではないかなというふうに思うんですよ。その点についてですね、どうやら余り検討されていないようなんですが、そこをしっかりやっていただきたいというのが私の考えです。上水道でないところでは、かなり気を使って、水源を変えるというようなことはできないかどうか、その点についてお伺いしておきたいと思います。 ○議長(山木雄三君) 教育長。 ◎教育長(野中和郎君) ただいまの相場議員の御質問にお答え申し上げますが、今回のO-157との関連でのプール対策につきましては、屋内ですと一日に五回、屋外ですと大体五回から八回ぐらい水質を測定はしております。そして、そのほかに専門業者からの測定もしていただいていると。さらに、その殺菌措置もしながら十分に配慮してきた経緯も御理解いただきたいと思いますし、先ほどの水質あるいは水源の問題につきましても、相当いろいろな面から検討しなければならない要素もありますので、十分水質汚染にはならないような配慮、検討しながら当面対応してまいりますので、その点でひとつ御理解を賜りたいと思います。以上であります。 ○議長(山木雄三君) 他に質疑ありませんか。六番伊藤洋文君。 ◆六番(伊藤洋文君) 今回のO-157は、原因の究明が非常に難しいというふうなことでございまして、そういった意味で、専決処分で、いろいろな対策を講じられたというふうなことですが、この問題はですね、先ほど柳谷議員からも御指摘がございましたけれども、やはり大量に購入してこれを大量に調理すると。そのことが被害の拡大につながっていき、社会問題に発展したのじゃないかなというふうに思うわけであります。そうした場合に、この前ある方がおっしゃられておりましたけれども、やはり調理方法あるいはその給食システムですね、そういうふうなことも今後大いに課題になって残るであろうと。そうした意味においては、各学校あるいは施設で、単独で調理される方向が今後必要なのではないか、というふうな論議がございました。そうした各学校での調理云々というふうな形の中でお考えなり、見通しなり、御検討等をされておられるか、それをひとつお伺いいたしたいと思います。 ○議長(山木雄三君) 教育次長。 ◎教育次長(工藤靖君) お答えをいたします。伊藤議員のおっしゃっているのは、恐らく各学校ごと学校給食を自校方式でということも考えられないかと、こういうことだと思いますが、現在、六つの共同調理場学校給食を行っております。その二つの共同調理場につきましては、一部そういった方法もとっております。委託から自校でと、そういう方法もとっているわけです。ただ、十九校全体を自校方式としていくとすれば、いろんなメリット、デメリットもございまして、例えば、メリットを考えますと、給食従事者の負担が少なくて、献立の変更など柔軟な対応が可能なわけです。ただし、デメリットを考えますと、そうすることで市や保護者の経済的負担も出てきますので、大変だなということもあります。いろいろな面からそういったことを考えていく場合に、全部の十九校で対応するというのは大変だというふうに思っております。現在、共同調理場の方法を、学校改築の際にもいろいろ整備をしてきておりますので、やはり今後の改築の際にそういう方法をとるのが一番いいのじゃないかなと、そういうことも考えておりますが、伊藤議員がおっしゃるような自校方式というのも、今後の検討課題ではないかと、そういうふうにも考えております。 ○議長(山木雄三君) 他に質疑ありませんか。五番塚本民雄君。 ◆五番(塚本民雄君) 一つだけお聞きします。前まではO-157の検査にですね、二週間くらい要しておったということですが、最近、すぐわかる検査機器が出てきたということが新聞報道であったようです。そういったようなものをですね、今はそういうものを取り入れてないと思うんですけども、将来的に、現場でその危険性があるような場合、そういったもので検査していくおつもりがあるのかないのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(山木雄三君) 教育長 ◎教育長(野中和郎君) ただいまの塚本議員の御質問にお答えしますが、そのO-157の保菌者がすぐわかる手法云々ということの報道がなされたということのようでございますが、正式には、まだ私ども県からも国からもそういう情報は受けておりませんので、それ以上のことは、私から申し上げることができません。もう一つは、たまたまO-157でございまして、将来的にいろいろな場面も想定されますので、私どももこれを機会にですね、給食のみならず健康安全教育の見直しという観点から、手洗いの励行等も含めて、学校のみならず家庭へのその徹底とかも含めて、いろいろな角度から対応しているところでございますので、その点もひとつ御理解いただきたいと思います。 ○議長(山木雄三君) 他に質疑ありませんか。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) これをもって質疑を終結いたします。よって承認第九号中、条文及び歳入は総務委員会に、歳出第三款民生費は福祉環境委員会に、第十款教育費は教育産業委員会にそれぞれ付託いたします。--------------------------------------- △日程第二 議案第六十五号能代市行政手続条例の制定について ○議長(山木雄三君) 日程第二、議案第六十五号能代市行政手続条例の制定についてを議題といたします。当局の説明を求めます。総務部長。 ◎総務部長相沢東生君) 議案第六十五号について御説明申し上げます。国においては、行政処分、行政指導及び届出に関する手続について、共通する事項を定めることによって、行政運営についての公正の確保と透明性の向上を図り、国民の権利と利益の保護に資することを目的として、平成五年に行政手続法を制定しましたが、平成六年十月一日から同法が施行されました。この法律の施行によって、地方公共団体の機関が行う処分等の手続のうち、国の法令に根拠を有するものについては、行政手続法の規定が適用されますので、申請に対する処分については、申請に関する審査基準や標準的な処理期間の設定、不利益処分については、処分基準を設定することになっております。しかし、行政手続法では、地方公共団体の機関が行う処分等のうち、当該団体の条例等に基づいて行うものについては、地方自治への配慮の観点から、同法の規定を直接適用するのを避け、地方公共団体において、行政手続法の趣旨にのっとり必要な措置を講ずるよう努めなければならないとされております。このため本市においても、同法の趣旨にのっとり、市の条例等の規定に基づく処分等の手続に関し共通する事項を定めるため、新たに条例を制定しようとするものであります。 それでは、条例の内容について御説明いたします。条例は、本則を六つの章と三十六の条文で構成しておりますが、第一章は総則で、条例の目的、定義、適用除外などについて第一条から第四条までに規定しております。 第二章は申請に対する処分に関する規定で、第五条の審査基準では、申請が許認可等の要件に適合しているかどうかを判断するための具体的基準を定め、公表することとしております。第六条は、標準処理期間についての規定で、申請から処分までに要する標準的な期間を定めるよう努め、公表することとしております。第七条は、申請に対する審査、応答についての規定で、申請が到達したときは、申請事案の放置や処理の遅延を防止するため、遅滞なく審査を開始すること等について規定しております。第八条は、理由の提示についての規定で、申請を拒否する場合には、同時にその理由を示すこととしております。第九条は情報の提供について、第十条は公聴会の開催等について、第十一条は複数の行政庁が関与する処分について、それぞれ規定しております。 第三章は不利益処分に関する規定で、第一節の通則では、第十二条の処分の基準で、不利益処分をするか否かまたはどのような不利益処分をするかについて、判断する際のよりどころとなる処分基準を設定し、これを公表することとしております。第十三条は、不利益処分をしようとする場合の意見陳述のための手続についての規定をしております。また、第十四条では、不利益処分の理由の提示についての規定をしております。第二節は聴聞についての規定で、許認可等の取り消し等資格又は地位を剥奪する処分を行う場合には、口頭により主張、立証する機会を与えることとしているほか、当事者は処分の理由となる事実を証する文書等の閲覧を求めることができることとしております。第十五条では聴聞の通知の方式、第十六条では代理人について、第十七条では参加人について、第十八条では文書等の閲覧について、第十九条では聴聞の主宰について、第二十条は聴聞期間における審理の方式、第二十一条は陳述書等の提出、第二十二条は続行期日の指定、第二十三条は当事者の不出頭等の場合における聴聞の終結、第二十四条は聴聞調書及び報告書、第二十五条は聴聞の再開、第二十六条は聴聞を経てなされる不利益処分の決定について、それぞれ規定しております。第三節は弁明の機会の付与についての規定で、処分の名あて人に対して、あらかじめ通知し、弁明書を提出する機会を与えることとしております。第二十七条では弁明の機会の付与の方式について、第二十八条では弁明の機会の付与の通知の方式について、第二十九条では聴聞に関する手続の準用について、それぞれ規定しております。 第四章は行政指導に関する規定で、第三十条では、行政指導の一般原則として、行政指導を行う場合には、所掌事務の範囲を超えず、相手の任意の協力を前提とするものであることに留意し、従わないことを理由とした不利益な取り扱いをしてはならないこととしております。また、第三十一条の申請に関連する行政指導及び第三十二条の許認可等の権限に関連する行政指導では、申請の取り下げを求めたり許認可等の権限を背景とした行政指導を行う場合には、申請者の権利を制限したり地位を利用して指導に従わせるようなことをしてはならないこととしております。また、第三十三条の行政指導の方式及び第三十四条の複数の者を対象とする行政指導においては、行政指導を行う場合には、その趣旨、内容、責任者を明確にすることや求めに応じて書面を交付することとしているほか、事案に応じて行政指導に関する指針を定め、これを公表しなければならないこととしております。 第五章は、届出についての規定であります。 第六章は補則で、第三十六条の委任の規定により、条例の施行に関し必要な事項は、別に規則で定めることとしております。 なお、附則において、この条例は、平成九年四月一日から施行することとしているほか、経過措置等について規定しております。以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(山木雄三君) 質疑を行います。八番原田悦子君。 ◆八番(原田悦子君) 二、三お尋ねしたいと思います。一つは、この条例をつくるに当たって、全国一律の同じような条例じゃなくて、特別、能代市がこれについては考慮したというふうな手づくりされた部分がありましたら御紹介していただきたいのと、それからもう一つは、この条例を施行することによって、だれに公正で透明になるのかというところを説明していただきたいと思います。 ○議長(山木雄三君) 総務部長。 ◎総務部長相沢東生君) 第一点目の御質問は、条例の制定について独自の規定があるかという趣旨だと思いますが、この条例は、行政手続法の規定を市の条例、規則等の許認可についても同じ規定を設けて適用しようとするものでありまして、行政手続法の趣旨をそのまま本条例にうたっておりますので、特にこの分が法律と違った部分ということはありません。それから、だれに公正かということですが、これはあくまでも法律では国民に対してということですので、能代市の条例でありますから能代市民に対して公正であるということでございます。 ○議長(山木雄三君) 八番原田悦子君。 ◆八番(原田悦子君) 市民に向けてその透明性がある、公正であるということであれば、これは市民がどういう形でこの情報を入手できるのかということをちょっとお尋ねしたいと思います。私が思うには、これは申請者に対しては透明性が出てくるような形のものだと思いますけれども、市民全体に向かってはどういう形でその透明性があるのかということをお尋ねします。 ○議長(山木雄三君) 総務部長。 ◎総務部長相沢東生君) この条例の趣旨は、市に対して申請とか処分とかを求める方々に対して、例えば、この事案については申請から結論が出るまで一週間ぐらいかかりますよと、手続はこういう手続をするのですよ、というような標準的なものを定めるということであります。それから、この条例の内容につきましては、当然、申請者もそうですけれども、市民に対して、こういう内容の条例がありますので、市に対する申請なり手続等については、こういう規定がありますし、こういう標準的な処理をすることになっていますということでお知らせすることも必要であると、こう考えております。 ○議長(山木雄三君) 八番原田悦子君。 ◆八番(原田悦子君) 私が先ほど言ったように、手続する者に対して、透明性があるということですので、その手続についてはあるんだよということは市民にわからせるということですが、それではこれは、そういう手続をして、どういう経過を踏まえて、あるいは届け出されたものが許可を得たのかというその後のことについて、市民にどういう形の中で知らせていくかという、そういう条例ではないということですね。そういう認識でよろしいですか。 ○議長(山木雄三君) 総務部長。 ◎総務部長相沢東生君) 申請によっていろいろな許認可を得たり、権利を得たりするものでありますので、当然その申請者に対して、手続の公正を確保するということであります。例えば、どういう手続で、どういう人が、どういう資格をとったかということを市民に公表するということは、それぞれの個人の権利の問題もありますので、個々の事例について一律に公表するということではなくて、その手続についての標準的な取扱基準なり標準的な取扱期間を決めて、それをあらかじめ公にしておくと、こういうことでございます。 ○議長(山木雄三君) 他に質疑ありませんか。十八番佐藤幹雄君。 ◆十八番(佐藤幹雄君) ただいまの総務部長の説明と、八番さんに対する答弁で大体わかってきましたが、私たち、市民という立場に立ちますと、この法律とか条例というのはちょっとわかりにくいところがございまして、例えばですね、第二条の定義の中で、六に市の機関というのがあります。この市の機関というのは市の執行機関、公営企業管理者若しくはこれらに置かれる機関又はこれらの機関の職員であって云々と、こうなっています。そういう意味では、先ほどから説明されていますように、この行政手続条例というのは、能代市の行政にかかわる救済条例とでもいいますか、不利益処分とかそういうものに対する救済の手続というもので、今までどちらかというと、泣き寝入りというと変ですけれども、例えば、体育館の使用許可を取り消されてもそれが救済されなかったというふうなことに対して、聴聞とかあるいは弁明をする機会を与えられたということについては、非常に評価をしていい条例だと思うんです。ただ、私はこの条例を見まして、先ほど申し上げた六の市の機関というふうに明らかにされておりまして、そしてまた、この行政手続条例そのものが市の行政に対する問題でありますから、それでいいと思っているんですが、読んでいきますと、行政庁という表現が出てくるわけです。この行政庁という表現は、行政手続法にも出てますが、この行政手続法による行政庁というのはあらゆる機関が包含されていると思うんですが、この能代市の条例の場合の行政庁というのは、どういうふうなものかちょっと理解に苦しむわけです。これは多分、市長会とかそういったところで統一した条例のつくりになったためにこういうふうな表現になったと思うんですが、一般の市民から見ますと、市の機関という表現がありながら、さらに行政庁という表現があるということにちょっと戸惑うことがあります。私は正直に言うと、本当はこれをすべて市の機関というふうに置きかえていいものじゃないだろうかなあと思っていますが、それ以外に何か市の機関ではまずいということがあるのかどうか、お聞きをしておきたいと思うんです。それから、不利益処分に対する聴聞または弁明の機会を与えるという条項があるわけでありますけれども、これらは今までこういうことがなかったわけです。これが発生することによってですね、市民がいわゆる市の行政のいろいろな中身をよく知るという機会を得るわけですから、非常に結構なわけですけれども、この場合に、苦情機関といいますか、苦情処理機関とでもいいますか、名称はどうなるかわかりませんが、新たにそういう市の機関を設けられるものかどうかですね。例えば、総務部に係るものであれば総務部でやろうとするのか、教育委員会に係るものは教育委員会の中に設けられるものか、参考までにお聞きをしておきたいと思うんです。それから、不利益処分についての判断の基準を設けるということになっておりまして、この条例でも附則にあるようですが、例えば、総合体育館の使用を許可する場合に、許可基準のいろいろな項目が定められておるわけですけれども、それだけにとどまるのか、行政手続条例が自治省の指導によって、九月三十日までに定めなければならないという立場に立っているので、改めてそういう基準をですね、不利益処分についてのこの基準を詳しく見直していくのかどうか、そしてまた、新たにそういったものを公表して対応するものかどうか、お伺いをしておきたいと思います。 ○議長(山木雄三君) 総務部長。 ◎総務部長相沢東生君) お答えいたします。法律用語を使っておりますので、非常に一般の方々にはなじみの薄い言葉になると思いますが、市の機関というのは、これは自治法で決まっておりまして、例えば、市長に属する機関だとか、選挙管理委員会に属する機関だとか、監査委員に属する機関だとか、というのが市の機関であります。それから助役とか収入役というのは、市長の補助機関と、こういうことになります。それから行政庁というのは、平たく言えば、事務所なりその取り扱いをする課のことだと、こういう御理解をしていただければ大変ありがたいと思います。ですから、例えば土木課に申請をするものであれば土木課が行政庁になりますし、出張所に申請するものであれば出張所が行政庁と、こういうことになります。それから、不利益処分について、苦情の処理機関を設けるのかということですが、これは、条文の中に、聴聞の主宰者を置きなさいと、こういうことになっております。この主宰者は、できるだけ当該事案に対する利害関係のある者は避けるようにと、こういうことでありますので、例えば、いろいろな事案が出たときに、それに第三者的な立場で対応できる方を主宰者として、これは単独でも複数でもかまわないことになっておりますので、主宰者を指名してその方がいろいろな聴聞の手続などをすると、こういうことになっております。それから、判断基準ですが、いろいろな基準等を定めることになっておりますので、それは当然定めれば、それを公表するように努めなければならないという趣旨でありますので、それは公表するようにしてまいります。 ○議長(山木雄三君) 十八番佐藤幹雄君。 ◆十八番(佐藤幹雄君) ただいまの説明で、私の不勉強を正していただいたのですが、一般の市民が、この新しい条例によっていろいろと救済されていくわけですので、非常に関心を持っていると思います。そういう立場に立ちますと、この条例を市民にPRする場合に、そういった法律用語的なものに対する解説といいますか、そういったものがあれば非常に参考になるんじゃないだろうかと、このように思います。先ほどお伺いいたしました不利益処分の基準について、当然公表されると思うのですが、例えば、説明にありました主なものの五つについてですね、いろいろと基準があると思うんですけれども、その基準を見直してやろうとするのかどうか、その点について御答弁が漏れていますのでお願いしたいと思います。 ○議長(山木雄三君) 総務部長。 ◎総務部長相沢東生君) 答弁漏れがありまして失礼いたしました。基準は、新しい観点に立って、法律で設けている基準と、それから県が今つくろうとしている基準、そういうものを参考にしながら新しくつくりたいとこう思っております。現在の条例でいろいろな使用許可基準がありますので、それについては、整合性の図れるように、今、各課とヒアリングをしながら、見直しが必要かどうかということを検討しております。PRについては、条例の内容を周知するのは大変難しいことですけれども、できるだけわかりやすく周知するような工夫をしていきたいと思っております。 ○議長(山木雄三君) 十八番佐藤幹雄君。 ◆十八番(佐藤幹雄君) 大体わかりましたが、そのPRの方法ですけれども、具体的に、まあ、これからのことでしょうが、例えば、市勢だよりに詳しく説明されるものか、あるいはこれとは別に、能代市行政手続条例についての独自の印刷物といいますか、そういったものでPRをするのか、どういうふうなお考えなのか、ちょっとお伺いしておきたいと思います。 ○議長(山木雄三君) 総務部長。 ◎総務部長相沢東生君) 現在の広報の紙面を使ってということは、ページ数に限りがありましてなかなか難しいと思いますので、できれば広報の発行等の際に別刷りで配れれば一番いいなと、こう思っております。 ○議長(山木雄三君) 他に質疑ありませんか。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) これをもって質疑を終結いたします。よって議案第六十五号は、総務委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程第三 議案第六十六号能代市公設小売市場条例の一部改正について ○議長(山木雄三君) 日程第三、議案第六十六号能代市公設小売市場条例の一部改正についてを議題といたします。当局の説明を求めます。産業部長。 ◎産業部長(石井清君) 議案第六十六号について御説明いたします。本案は、能代市公設小売市場の使用料を改正するための条例の一部改正であります。第七条は、市場の一平方メートル当たりの月額使用料を定めている条文でありますが、改修工事に伴う起債償還額及び今後の管理費等を勘案いたしまして「二千三百七十円」から「二千六百五十円」に改めるものでございます。附則において、この条例の施行期日を、平成八年十月一日からとしているほか、経過措置として、この条例による改正後の規定は、平成八年十一月分の使用料から適用し、同年十月分までの使用料については、なお従前の例によるものとしております。よろしくお願いいたします。 ○議長(山木雄三君) 質疑を行います。二十七番相場洋子君。 ◆二十七番(相場洋子君) 二点お伺いします。ただいまの御説明で、使用料が上がるんですけれど、この市場について、これまでいろいろ経過がありました。できるだけ近代化しながら消費者の皆さんに利用してもらおうというようなことでいろいろなことをしてきましたが、この使用料を二千三百七十円から二千六百五十円に改めるということなんですが、いろいろやってきた経過を見れば、現行のままでやれないものなのかという気がするんですね。今、起債償還と今後の管理運営費を加味した引き上げというようなことなんですが、その点について、細かいかもしれませんが、どういう数字を考えているのかということと、現行どおりのままではいけないのかどうかという点についてお伺いしておきたいと思います。 ○議長(山木雄三君) 産業部長。 ◎産業部長(石井清君) 相場議員の使用料の御質問にお答えいたします。この会計は地方公営企業の法非適用分ということで、準公営的な会計処理になっております。リフォームする場合、四千五百万円の起債償還がありまして、この起債償還は十年間の償還で、うち三年間の据え置きとなっておりまして、収益的収支、それから資本的収支の後年度の財政計画を組みまして、今後予想されます維持管理費とかいろいろなものを加味して使用料を決定しております。この会計そのものは利益を生むとかそういうふうな会計でございませんので、利用者の利便を図る上でも、ぎりぎりのそういうような維持管理を勘案して設定した料金でございます。 ○議長(山木雄三君) 二十七番相場洋子君。 ◆二十七番(相場洋子君) この会計は、絶対利益を生むものではありませんが、こういう使用料を設定したもとになった計算といいますか、償還はどのくらいで、今後の管理運営費はどのくらいに見た、というようなところを教えていただきたいんです。 ○議長(山木雄三君) 産業部長。 ◎産業部長(石井清君) 今回の改修は、入店者の皆様の負担能力に適応できる範囲内でリフォームするわけでございまして、公設小売市場運営協議会におきましても、いろいろと検討を加えまして、使用料を設定してございます。借り入れは四千五百万円でございまして、これからの後年度の起債償還額は一年に約七百八十万円程度になります。これが九年度から十一年度までは据え置きという形で、利息分が払われるわけでございまして、十二年度から十八年度まで元利償還の支払いが生じてまいります。また、この財政計画の中におきましては、各年度の維持管理費がありまして、それは九年度から十三年度ころまでは百万円程度の建設改良費を見込んでおります。また、十三年度からは各年度二百万円程度の維持管理費を見込んでおります。こういうふうなことで、その収益的収支、また資本的収支を加味しまして、それを面積でもって割り返したものがこの額になるわけでございます。なお、現行どおりの使用料ということになりますと、この会計が赤字になると、こういうふうなことでして、やむを得なく一一%ほどのアップをするものでございます。 ○議長(山木雄三君) 他に質疑ありませんか。六番伊藤洋文君。 ◆六番(伊藤洋文君) 四千五百万円程度かけてリニューアルをするということで、今、工事に取りかかっているわけでありますが、現在、出店は八店舗ということでお伺いいたしておりますが、当初、基本的な、こうした公設市場というふうな物の考え方があっただろうと。今後、このリニューアルされた公設市場の施設としての市民に対するいわゆる性格づけ、あるいは位置づけと申しますか、その構想についてお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(山木雄三君) 産業部長。 ◎産業部長(石井清君) お答えいたします。この公設市場の目的といたしましては、設立当時から、生鮮食料品を中心として、市民の消費生活を安定させるため、小売業者に使用させる施設として設置したものでございまして、消費者に対するサービスの徹底、適正な価格による販売、正量販売等を心がけて行ったわけでございまして、あくまでも市民に生鮮食料品を安価な形で提供すると、こういうふうなことを目的としております。以上でございます。 ○議長(山木雄三君) 六番伊藤洋文君。 ◆六番(伊藤洋文君) 確かに、当初目的はそういう形で政策を講じられたと思うわけでございますが、昨今、大型店が出てきてみたり、あるいはいろんなそうした生鮮食料のお店があちこちに見られるわけですね。そうした意味合いにおいては、今リニューアルをされている公設市場の考え方といいますか、今後のですね、要するに位置づけというふうなものについて、どういうふうにお考えになっていらっしゃるか。基本的な線はそうであろうと。ただ、現在これほどいろんな店舗もふえてまいっておりますので、どういった性格づけをしていきたいのか、そういった構想をお持ちであればお伺いいたしたいな、というふうに聞いております。よろしくお願いいたします。 ○議長(山木雄三君) 産業部長。 ◎産業部長(石井清君) この市場につきましては、条例の設定の趣旨に基づきまして、ディスカウントショップとか、いろいろな大型店が進出してきている昨今でございますけれども、駅前商店街の皆様方からもこれはぜひともここに必要なものだと、それからまた、入店者の皆様も、ここで市民に生鮮食料品を提供するのだと、こういうような意気込みでやっておりますので、そういうふうなことで、この市場そのものにつきましては将来もずうっと続けてまいりたいと、こういうふうに思っております。以上でございます。 ○議長(山木雄三君) 六番伊藤洋文君。 ◆六番(伊藤洋文君) そうした場合にですね、本当に市民ニーズに密着したそういった市場というふうな観点にお立ちになっていくとするならば、現在は八店舗で構成されていますが、当初、かなりの数があって、市場の中においても業者内での競争原理が働いていろいろ活気があったし、あるいは対面販売等で市民にとっても非常に密接な、親近感のあるそういった施設であったと。ただ将来的な見方をしますと、今の現在の店舗の大きさ、それぐらいのスペースでいいのかどうか、将来にわたって、例えば、この市場をもう少し活性化させていく方向づけを持つというふうなことであれば、売り場面積あるいは業種、中身について、いろいろと検討していくことも必要になっていくのではないかなという気がいたしますが、その辺をお聞かせいただければありがたいと思います。 ○議長(山木雄三君) 産業部長。 ◎産業部長(石井清君) お答えいたします。この市場は、当初十八店舗で運営を始めたわけでございますけれども、現在、八店舗と店舗数は減少しておるわけでございます。新鮮な魚、肉、野菜、それから惣菜等、いろいろな面で網羅しておりますので、店舗数は減っておりますけれども、市民に不便さを感じさせないように、内容的にもセルフ部門を設けたり、また若い人も来ていただけるようにリフォームして、内容的には落ちないように頑張ってまいりたいと、こういうふうなことでございます。また、将来的には、売り場面積につきましては、あのような限られた所でございますので、いま現在の面積でやってまいりたいと、こういうふうに思っております。 ○議長(山木雄三君) 他に質疑ありませんか。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) これをもって質疑を終結いたします。よって議案第六十六号は、教育産業委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程第四 議案第六十七号市道路線の認定及び廃止について ○議長(山木雄三君) 日程第四、議案第六十七号市道路線の認定及び廃止についてを議題といたします。当局の説明を求めます。建設部長。 ◎建設部長(武田敏君) 議案第六十七号について御説明申し上げます。本案は、市道路線の認定及び廃止のため、道路法の規定により、議会の議決を求めようとするものでございます。認定路線は四路線となっており、廃止路線は二路線であります。認定する四路線の総延長は二千九百五十五・〇メートルで、廃止する二路線の総延長は六百二十八・七メートルであります。差し引き二千三百二十六・三メートルが新たに認定する延長となり、市道の総延長は五十三万六千七百三十六・七メートルとなります。また、路線数は千五十一路線となります。今回の認定及び廃止路線は、県道能代五城目線(檜山バイパス)の開通により、県道が新たに市に移管になった部分と、市道の一部が県道と重複したため、それを整理したものであります。 それでは、認定路線及び廃止路線の表と、参考として添付しております略図によって御説明いたします。図面番号1と図面番号3をあわせてごらんいただきたいのですが、図面番号3の整理番号五千五番馬喰町線が檜山川橋の所で県道と重複するため、この路線を一たん廃止して、図面番号1の整理番号五千五番馬喰町一号線と、五千二十七番馬喰町二号線に分けて認定し、図面番号3の五千六番大町裏通り一号線が、バイパスとして整備された能代五城目線から母体方向に延びた県道仙ノ台檜山線と重複しますので、重複する部分をカットして、図面番号1の五千六番大町裏通り一号線として再度認定するものであります。次に、図面番号2についてでありますが、バイパスが開通するまで能代五城目線として使われていた県道ですが、市に移管になったため五千二十八番羽州街道檜山線として認定するものであります。以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(山木雄三君) 質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。よって議案第六十七号は、建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程第五 議案第六十八号平成七年度能代市公営企業決算の認定について ○議長(山木雄三君) 日程第五、議案第六十八号平成七年度能代市公営企業決算の認定についてを議題といたします。当局の説明を求めます。ガス水道局長。 ◎ガス水道局長(赤塚謙蔵君) 議案第六十八号について御説明いたします。本案は、地方公営企業法第三十条第四項の規定により、議会の認定に付するものであります。 最初に、水道事業会計決算報告書から順次御説明いたします。収益的収入及び支出では、収入第一款水道事業収益は予算額七億五千三百八十万三千円に対し、決算額は七億四千九百五十四万六千三百二円で、予算額に比べ決算額は四百二十五万六千六百九十八円の減であります。第一項営業収益は決算額七億八百五十万四千四十三円で、主なるものは、給水収益六億八千四百九十七万三百四十円、下水道使用料徴収事務委託収入一千六百十一万五千三百八十円等であります。第二項営業外収益は四千百四万二千二百五十九円で、主なるものは他会計補助金三千二百三万四千二百三十一円、預金利息四十二万八千六百六十七円等であります。 次に、支出を説明する前に、業務について御説明いたします。業務量の給水人口は四万八千九百二十八人、給水戸数は一万六千五百十三戸、給水区域内における普及率は九六・三%となっております。年間総配水量は五百十九万三千三百三十立方メートルとなっており、また、年間有収水量は四百三十一万一千五百十立方メートルで、有収率は八三%となり、対前年度比で〇・一ポイント向上いたしております。 次に、支出第一款水道事業費用は、予算額六億七千六百九十一万四千円に対し決算額は六億六千九百四十九万二千百二十一円で、七百四十二万一千八百七十九円の不用額となっており、執行率は九八・九%であります。第一項営業費用の決算額は四億九千九十九万五千二百四十九円で、主なるものは人件費一億八千三百五十九万四千五百九円、動力費三千百八十六万五千百二円、薬品費一千六百五十万三千二百九十七円、修繕費五千五百七十一万三千七百八円、委託料四千六百二万四千百十九円、減価償却費一億二千二百五十五万四千四十四円等であります。第二項営業外費用の決算額は一億七千八百四十九万六千八百七十二円で、企業債の支払利息一億七千七百四十一万九千八百七円が主なるものであります。 次に、資本的収入及び支出の決算では、収入第一款資本的収入は予算額八億一千七百十一万二千円に対し、決算額は八億一千七百九万二千七百四十円であります。第一項企業債の決算額は七億三千七百九十万円で、第二期拡張事業、老朽管更新事業等に伴うものであります。第二項出資金五百七十三万七千円は、老朽管更新事業の一般会計からの出資金であります。第三項国庫補助金五千五百万円は、老朽管更新事業によるものであります。第四項他会計補助金一千四百三十万一千七百五十円は、上水道災害復旧債、山瀬ダム建設負担金にかかわる企業債元金相当分で、一般会計からの補助金であります。五項他会計負担金四百十五万三千九百九十円は、新設消火栓五基の設置によるものであります。 支出第一款資本的支出の予算額九億七千八百三十八万八千円に対して、決算額は九億六千五百万一千八百七十三円で、執行率は九八・六%であります。第一項建設改良費の決算額は八億六千五百二十八万五千七百四十五円で、第二期拡張事業として仁井田浄水場高速凝集沈澱池築造工事、薬品注入設備工事、浅内南部地区への配水管連絡工事等で五億六千六百六十三万一千九百十二円であります。建設費は配水管付設工事、消火栓設置工事等で一千二百九十二万六千五百円、老朽管更新事業は川反町、大町地区等の石綿セメント管の取りかえ等として二億五千百十九万七千七百四十三円、その他機械及び装置等として三千四百五十二万九千五百九十円となっております。第二項企業債償還金は九千九百七十一万六千百二十八円であります。資本的収入が資本的支出に対し不足する額一億四千七百九十万九千百三十三円は、減債積立金、当年度損益勘定留保資金等で補てんいたしております。 次に、財務諸表について御説明いたします。一の損益計算書は経営成績をあらわすもので、税抜きの経理となっております。一、営業収益は六億八千八百九万三千九百四円、二、営業費用は四億八千六百二十九万五千百四十四円で、差し引き営業利益は二億百七十九万八千七百六十円であります。三、営業外収益は三千四百四十七万六千四百四十七円、四、営業外費用は一億七千九百十一万七千二百五十九円で、差し引き営業外利益はマイナス一億四千四百六十四万八百十二円で、この結果、事業収益は七億二千二百五十七万三百五十一円に対し、事業費用は六億六千五百四十一万二千四百三円で、差し引き五千七百十五万七千九百四十八円の当年度純利益を計上いたしております。次に、二の平成七年度能代市水道事業剰余金計算書は省略させていただきます。三の剰余金処分計算書(案)の当年度末利益剰余金五千七百十五万七千九百四十八円は、減債積立金として処分するものであります。四の貸借対照表は、財政状態をあらわすもので、資産合計五十七億七千三百三十三万三千二百六円で、この主なるものは、固定資産五十六億五千五百四十七万四千八百十六円、流動資産一億一千七百八十五万八千三百九十円であります。また、負債の部でありますが、負債合計は六千二百二十八万五千二百六十五円で、この内訳は企業債の固定負債が三千六十三万八千二円と、流動負債が三千百六十四万七千二百六十三円であります。資本の部の資本金合計は四十四億一千六百九十万二千百六円で、自己資本金七億八千三百二十万三百九十八円と借入資本金三十六億三千三百七十万一千七百八円であります。また、剰余金合計は十二億九千四百十四万五千八百三十五円で、資本剰余金十二億三千六百九十八万七千八百八十七円と利益剰余金五千七百十五万七千九百四十八円で、合わせて負債資本合計五十七億七千三百三十三万三千二百六円で、貸借対照表はバランスを保っております。 次に、ガス事業決算について御説明いたします。収益的収入及び支出では、収入第一款ガス事業収益の予算額二億七千九百八十九万二千円に対し、決算額二億六千七百十万一千二百七十八円で、予算額に比べ決算額は一千二百七十九万七百二十二円の減であります。第一項製品売上の決算額は二億一千十一万七千二百四十円で、一般ガスの売り上げでございます。第二項営業雑収益五百二十七万九千五百十三円は、受注工事収益であります。第三項簡易ガス事業収益は三千四百二十八万八千四百二十二円で、ガス売上が三千四百二十四万四千二百三十円、受注工事収益が四万四千百九十二円となっております。第四項附帯事業収益は八百三十二万七千四百九十七円で、プロパンガスの売り上げであります。第五項営業外収益は九百八万八千六百六円で、主なるものは他会計補助金四百六十万九千百七十二円、消費税還付金三百八十八万七千二百三十二円等であります。 次に、ガス事業費用を説明する前に、業務について御説明いたします。初めに、一般ガスの業務量でありますが、年度末の供給戸数は三千七百七十三戸で、供給区域内の普及率は四五・六%となっております。また、年間ガス販売量は二百五十四万二千九百二十立方メートルとなり、一日最大販売量は十二月三十日の九千八百三十立方メートルで、一戸当たりの月平均販売量は五十六立方メートルとなっております。また、供給ガス熱量については、平成七年四月一日から、ガス事業法の改正により、四千二百キロカロリーから四千六百キロカロリーにカロリーアップをいたしております。次に、簡易ガス事業の供給戸数は六百九十六戸で、ガス販売量は七万九千七十九立方メートル、一戸当たり月平均九・三立方メートルで、その他附帯事業の供給戸数は百二十一戸で、プロパンガス販売量は二万三千百二十四・九立方メートル、一戸当たりの月平均販売量は十六立方メートルとなっております。 次に、支出第一款ガス事業費用の予算額二億五千七百四十五万五千円に対し、決算額は二億三千四十万七千七十九円で、二千七百四万七千九百二十一円の不用額となっており、執行率は八九・五%であります。第一項営業費用の決算額は一億七千三百五十七万三千八百一円で、主なるものは職員人件費四千九十三万五千五百二十二円、購入ガス費五千八百五万三千四百七十六円、修繕費四百十五万一千六十三円、減価償却費三千二百二十八万三千八百二十三円、委託作業費一千九百十一万四千七円等であります。第二項営業雑費用は一千百四十九万二千五百一円で、人件費六百二十一万二千九百八十八円と、受注工事費用五百二十七万九千五百十三円であります。第三項簡易ガス事業費用は二千六百七十二万六千九百七円で、主なるものは、人件費九百十二万一千百四十一円と原料費一千二百九十四万二千七百二十八円、委託作業費二百四十四万五千九百五十一円等であります。第四項附帯事業費用は五百八十二万三千九百四十四円で、人件費七十二万六千四百二十円、原料費四百一万二千百八十円等であります。第五項営業外費用は一千二百七十八万九千九百二十六円で、主なるものは企業債償還利息一千二百五十一万五千六百六十四円、雑支出二十七万四千二百六十二円等であります。 次に、資本的収入及び支出では、収入第一款資本的収入の予算額は二億四千五百四十二万三千円に対し、決算額は二億四千五百四十二万二千九百十八円で、執行率は約一〇〇%であります。第一項企業債二億三千万円は、ガス供給所設備更新に二億二百万円、経年管取りかえ工事に二千八百万円を充当したものであります。第二項他会計補助金一千五百四十二万二千九百十八円は、日本海中部地震に伴う災害復旧債の元金相当分の補助金であります。 支出第一款資本的支出は、予算額三億五百二十五万六千円に対し、決算額は三億五十八万一千七百六十六円で、四百六十七万四千二百三十四円の不用額となっております。執行率は九八・五%となっております。第一項建設改良費の決算額は二億七千七百十五万七千七百二十四円で、主なるものは、ガス供給所設備整備事業として二億二千六百十三万四千四百四十円、ガス導管経年管取りかえ工事として大町外三路線で二千九百五十万五千三百八十円、マイコンメーターの設置取りかえが五百四十八台で一千八万四千二百四十円等であります。第二項企業債償還金は二千三百四十二万四千四十二円であります。資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額五千五百十五万八千八百四十八円は、減債積立金、過年度分損益勘定留保資金等で補てんしております。 次に、財務諸表について御説明いたします。一の損益計算書は経営成績をあらわすもので、税抜きの経理となっております。ガス事業収益は製品売上等で二億五千五十二万五千七百四十四円、営業外収益五百二十万三百八十九円で、総額二億五千五百七十二万六千百六十三円であります。ガス事業費用は売上原価等で二億一千六百二十六万五千六百六十七円、営業外費用で一千二百八十一万四千八十五円で、合わせて総額二億二千九百七万九千七百五十二円となり、差し引き二千六百六十四万六千四百十一円の当年度純利益を計上いたしております。二の剰余金計算書は省略させていただきます。三の利益剰余金処分計算書(案)は、当年度末処分利益剰余金が三千八百十九万五百七十三円で、減債積立金へ二千四百七十二万九千二十八円、翌年度繰越利益剰余金を一千三百四十六万千五百四十五円として処分するものであります。四の貸借対照表は財政状態をあらわすもので、資産合計は八億一千七百六十八万九千九十八円で、主なるものは固定資産七億六千二百三十一万五千三百円、流動資産五千五百三十七万三千七百九十八円であります。また、負債の部でありますが、負債合計四千五百四十八万二千九百四十六円で、資本の部の自己資本金合計で一億七千八百六十三万二千四百八十九円、借入資本金が四億一千九百十一万九十三円で、資本金合計が五億九千七百七十四万二千五百八十二円であります。剰余金合計は一億七千四百四十六万三千五百七十円で、資本剰余金合計一億三千六百二十七万二千九百九十七円と、利益剰余金三千八百十九万五百七十三円であります。また、資本合計は七億七千二百二十万六千百五十二円で、合わせて負債資本合計八億一千七百六十八万九千九十八円で、貸借対照表はバランスが保たれております。 以上で説明を終わらせていただきますが、今後とも水道、ガス事業の経営活動につきましては、有収率、普及の拡大の向上に努めるとともに、経営基盤の強化を図りながらなお一層の経費節減に努力し、市民により高いサービスができるよう健全経営に努力してまいりたいと考えておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。以上でございます。 ○議長(山木雄三君) 質疑を行います。二十七番相場洋子君。 ◆二十七番(相場洋子君) 少しお伺いしたいと思います。最初に、水道事業会計についてですが、昨年度に比してですね、給水人口が減っているんですが、これはどういうことなのか、原因があると思うんですけど、これについてどういうふうに考えたらいいのか、お伺いしておきたいと思います。それから、水道もガスも大変財政的に厳しい状況なんですが、特に、水道事業会計の関係でいきますと、石綿セメント管の更新事業があるわけなんですね。一方でこの計画を抱えながらやっているわけで、この場合特に、漏水が発見されたとか、事故があったとか、そういうようなことで、事業計画とは別に突発的にやらなければならないということが出てきていると思うんです。そういう面で非常に御苦労はされていると思うんですけれども、そういう点でどういうふうに財政的なとらえ方をしたらいいのか。ほとんど起債でやっていることになるんですが、そこら辺、今年度の決算ではどういうふうに見ていらっしゃるのか、その点についてお伺いしておきたいと思います。 それから、ガスの関係ですけれども、これはもっと厳しい販売量の減があったようでありまして、この件につきましても原因をお伺いしておくと同時に、どうしたら販売をふやせるのか、見通しなどについてお伺いしておきたいと思います。以上です。 ○議長(山木雄三君) 九番今野清孝君出席いたしました。 ガス水道局長。 ◎ガス水道局長(赤塚謙蔵君) まず、ガスの方から答えさせていただきたいと思います。ガスの場合には、業務量のところを見ていただければわかるとおり、前年度より大体六%減と、そういう数字は出ております。ただ、これは平成七年四月一日から供給熱量が四千二百キロカロリーから四千六百キロカロリーになったことで、九・三%ぐらいの高いカロリーのガスが供給されていますので、量的には六%程度下がっておりますが、現実には、同じ四千二百キロカロリー換算にしますと、前年度より二・三%増という数字が出てきます。 それから、水道の関係でございます。水道の場合も大変厳しい状況で、まあ、今年度は約五千七百万円ばかりの純利益を出しておるわけですけれども、今までの老朽管更新事業や第二期拡張事業を継続するために、平成五年の十二月で、六年度から八年度までの原価計算期間で、料金の一九・九%程度のアップをお願いして現在やっておるわけです。それで、九年度になれば料金の見直しということもあるわけですけれども、今のところ売り上げがある程度伸びておりますので、九年度の後半かまたは十年度の当初、そのあたりで料金改定をお願いしなければならないんじゃないかと、財政的にそういうふうな状況になっておりますので、お願いしなければならないんじゃないかなと、そういう考え方をしております。何か水道に関する御質問の一と二が一緒になったような答弁でございますけれども、よろしくお願いいたします。 それから、ガスの販売量でございますけれども、企業として努力すべきものということで、平成八年度からは経営効率化目標というものを立てております。その前、平成六年度から七年度にかけましては、人件費の削減ということで、職員数を十一名から九名にし、また八年度では一名の減を行っております。内部的にはそういうふうな経費の節減をしながら、外部的にはガスの拡販ということで、一名の専門的な職員を配置し、建設業協会とか、大工さんの組合とか、そういうふうなところへの勧誘を強化するために、専門に巡回しながらお願いをしているような状況でございます。ただガスの場合は、天気に相当左右されるということもございますけれども、先回の六月議会でもお話ししているように、経費の節減、これは二重投資にならないようなこと、それから人件費の削減、口座振替の促進とか、そういう面も含めて、健全な経営をやっていきたいということで今進めておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(山木雄三君) 二十七番相場洋子君。 ◆二十七番(相場洋子君) 多分、ガス、水道、どちらも局内でのいろいろな努力はされているということをおっしゃったのだと思うんですけれども、水道の給水人口の減についての答弁がございませんでしたので、それをひとつお伺いしておきたいと思います。それから、料金改定に関しては、まあ、企業ですので、独立採算性だとは言うんですけれども、市民の命の水ですから、そういった意味で、企業性だけを追求していいかどうかということについては、私はいろいろ意見を持っているわけなんです。消費税の関連でもそうなんですが。いずれ、石綿管の更新事業というものは計画を持ちながらやってはいるが、しかし突発的に対応していかなければならないときがある、という性質を持っていますよね、できるだけそうならないことを望みますが。そういう点で、その問題が起きたときに、財政的な厳しさにまた直面するのではないかと思うんですが、そうすると、そういうこともいろいろ加味しながら料金改定に進んでいくということなのか、それとも計画的にいってもそこら辺で改定しなければならないということなのか、ちょっとそこがよくわからないのですけれども、石綿管のことがちょっと気になってまして、そこら辺はいかがでしょうか。 ○議長(山木雄三君) ガス水道局長。 ◎ガス水道局長(赤塚謙蔵君) 突発的なこととなりますと大きいものは災害、小さいものは漏水とか、そういうものがございます。災害的な問題については現在の財政状況の中では、先回の日本海中部地震のようなものであれば、もう対応できないと思いますが、小さい事故等の突発的なものについては、予算の中に、修繕費として約四千万円から五千万円程度を見ておりますので、その中で対応していかなければならないのではないかと考えております。それから、給水人口の減についてでありますが、先ほど答弁漏れがあったようです。供給戸数は二百五十戸程度ふえているわけですけれども、人口的には減っていると。これは、住民基本台帳から区域内の人口を割り出していっているわけで、今、人口の減はやむを得ないんじゃないかなと。ただ、戸数はふえているんですけれども、配水量は昨年より一万立方メートルぐらいですか、二万立方メートルぐらいですか、下がっておりまして、これは天候とかそういうことと関係するものだと思っております。以上でございます。 ○議長(山木雄三君) 他に質疑ありませんか。二十一番松谷福三君。 ◆二十一番(松谷福三君) 石綿管の更新について、私もこのことについてはいろいろと頑張ってきたわけですけれども、もともと石綿管を布設するときに、国が、安いからやれやれ、やれやれとやらせて、はっきり言って、国の指導でやってきたわけですよ。これを今になって問題があるから今度は取りかえろというふうな政策があったわけですが、この石綿管の更新については、今後、国に対して補助等、国の負担を要望していくべきだと思うんですけれども、その辺のところをどうお考えなのか。それから、自治体要望として挙げていくべきものじゃないのかというふうに私は思いますので、市長より御答弁願います。 ○議長(山木雄三君) 市長。 ◎市長(宮腰洋逸君) これまでも、市長会等々を通じてそのようにやってきております。 ○議長(山木雄三君) 他に質疑ありませんか。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) これをもって質疑を終結いたします。よって議案第六十八号は、建設委員会に付託いたします。 この際休憩いたします。午後一時会議を再開いたします。                    午後零時一分 休憩---------------------------------------                    午後一時五分 開議 ○議長(山木雄三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 この際暫時休憩いたします。                    午後一時五分 休憩---------------------------------------                    午後二時四分 開議 △ニューライフセンター建設特別委員会の設置について ○議長(山木雄三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 この際お諮りいたします。(仮称)能代ニューライフセンターにかかわる議案等の審査については、九人の委員をもって構成するニューライフセンター建設特別委員会を設置し、これに付託の上、審査いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 お諮りいたします。ただいま設置されましたニューライフセンター建設特別委員会の委員の選任については、委員会条例第八条第一項の規定により、六番伊藤洋文君、八番原田悦子君、十番藤原良範君、十二番平山清彦君、十四番中田 満君、二十二番竹内 宏君、二十三番熊谷 健君、二十七番相場洋子君、二十八番渡辺芳勝君、以上九人を指名いたします。これに御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よってただいま指名いたしました九人の諸君をニューライフセンター建設特別委員会の委員に選任することに決しました。 この際、ニューライフセンター建設特別委員会の委員長及び副委員長互選のため暫時休憩いたします。                    午後二時五分 休憩---------------------------------------                    午後二時十六分 開議 ○議長(山木雄三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 この際御報告いたします。委員会条例第九条第二項の規定により、ニューライフセンター建設特別委員会において委員長及び副委員長互選の結果、委員長に相場洋子君、副委員長に中田 満君が選任されましたので御報告いたします。--------------------------------------- △日程第六 議案第六十九号平成八年度能代市一般会計補正予算
    ○議長(山木雄三君) 日程第六、議案第六十九号平成八年度能代市一般会計補正予算を議題といたします。当局の説明を求めます。総務部長。 ◎総務部長相沢東生君) 議案第六十九号について御説明申し上げます。平成八年度能代市一般会計補正予算は、第四号となります。まず、第一条では、歳入歳出予算の総額にそれぞれ四億四千八百三十万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ百八十五億七千二百八十一万七千円とすることと定めております。また、第二条では、債務負担行為の追加は第二表債務負担行為補正によること、第三条では、地方債の追加は第三表地方債補正によることを定めております。 予算の内容につきましては、事項別明細書により御説明いたします。まず歳入でありますが、一款市税は二千四百万円の減額で、一項市民税の千七百万円の減額は、個人市民税現年課税分であります。当初調定額十七億四千百八十三万七千円、収納率九八%、収入額を十七億七百万円と見込み予算計上いたしましたが、実賦課後の見込みにおいて調定額十七億二千四百四十九万円、収納率九八%、収入見込額が十六億九千万円となりますので、その差額千七百万円の減額補正としたものであります。これは、当初賦課の結果、平成八年度税制改正の影響等により、均等割の税率の引き上げによって約九百万円の増となりますが、各種控除額の引き上げや土地等の長期譲渡所得の税率の引き下げなどにより約三千三百万円の減額となることから、税制改正分で差し引き約二千四百万円の減となっていることによるものであります。二項固定資産税は七百万円の減額で、固定資産税現年課税分であります。当初収入見込額を四十八億三百万円として予算計上いたしましたが、賦課後の収入見込額が四十七億九千六百万円となりましたので、その差額を減額補正するものであります。これは、当初賦課により約千百万円の増収が見込まれますが、平成八年度の税制改正によって、土地にかかわる税の負担調整率が引き下げられたことによる影響等によって約千八百万円の減収となったためであります。 六款、一項地方交付税は一億三千八百十三万一千円の追加で、普通交付税の交付額が三十五億六千七百五十六万円に決定いたしましたので、既計上額三十三億七千四百四十二万九千円との差額一億九千三百十三万一千円のうち五千五百万円を留保し、一億三千八百十三万一千円を計上いたしました。なお、留保分については、今後、人事院勧告の実施に基づく職員の給与改定に要する経費等に充てたいと考えております。 次に、八款分担金及び負担金は六十五万八千円の追加で、これは措置児童保育費負担金で、他町村の保育所に子供を措置委託をしている方の負担金であります。 十款国庫支出金は三百二十三万円の減額で、一項国庫負担金の十三万二千円の追加は、ただいま御説明をいたしました措置児童にかかわる国の負担金であります。二項国庫補助金は四百六十八万二千円の減額で、市町村道整備事業費補助金の六百五万円の減額は、赤沼一号線道路改良事業の工事について、工法の変更に伴い事業費が縮小されたことによるものであります。幼稚園就園奨励費補助金の百三十六万八千円の追加は、補助対象者の認定基準の改正によるものであります。また、登校拒否児童生徒適応指導調査研究費委託金の百三十二万円の計上は、平成八年度の登校拒否児童生徒の適応指導のあり方に関する調査研究委託事業の対象として、全国で九十七カ所、秋田県では能代市一カ所のみが指定を受けましたので、当該事業にかかわる委託金として計上したものであります。 十一款県支出金は一億四百七十九万八千円の追加で、一項県負担金の六万六千円の追加は、国庫負担金と同じく、他町村に措置委託をした児童にかかわる県の負担分であります。二項県補助金は一億五百十九万四千円の追加で、身体障害者保護費補助金の六十三万円は、トイレ、浴室などの改造と自動車の改造の申請がありますので、追加計上したものであります。精神障害者小規模作業所補助金の五十一万円は、県の補助金交付要綱の一部改正により、基準額が引き上げられたことに伴う追加であります。新生産調整推進対策事業費補助金の八千八百六十八万一千円の追加補正は、とも補償参加集落及び面積の増等による追加であります。稲作転換野菜等生産出荷拡大推進事業費補助金の二千百九十二万円の計上は、転作田において戦略作物等を新規に団地化(三十アール以上)した場合、及び既存の団地を拡大した場合(十アール以上)に、その規模に応じて補助金が交付されますので、新規四十七団地、拡大分八団地分の計上であります。森林整備促進事業費補助金は五万七千円の追加で、枝打ち促進事業及び特定間伐促進事業の面積の変更と単価の増によるものであります。防災対策林道機能強化事業費補助金の九百五十四万三千円の減額は、(仮称)林道母体線開設事業費の決定に伴う補助金の整理であります。テクノサテライト企業育成事業費補助金の二百九十三万九千円の計上は、地域の企業の取り組みが技術の高度化及び新分野への進出と認められ、補助金の交付決定を受けたための計上であります。対象企業は、二企業であります。三項県委託金は四十六万二千円の減額で、地方拠点都市地域地価動向等調査委託金の十一万六千円は、地方拠点都市として指定されたことによって、将来的に地価の上昇が考えられることから、土地取り引きの動向や地価の動向等について、事前に調査、検討を行うための資料を作成することを目的としたものであります。個人県民税徴収委託金の六十万円の減額は、徴収額割が当初見込みより減となったため整理するものであります。農村地域整備状況調査委託金の二万二千円の計上は、農山漁村の整備に関する基礎的な資料を整備するため、農山漁村地域における土地利用の現況と動向等を全国的に把握することを目的とするものであります。 十二款財産収入、二項財産売払収入は七十七万三千円の計上で、当該土地は温泉一号線と市道落合下台一号線に接した団地で、当該土地の隣接者から譲渡申請がありましたので、売り払いをしたものであります。土地の面積は、八十五・八六平米であります。 十三款寄附金、一項寄附金は百二十三万四千円の追加で、一目土木費寄附金を二目に繰り下げ、以下繰り下げることとしておりますが、社会福祉施設費寄附金の五万円は、松籟荘への寄附金であります。道路整備事業費寄附金の五万四千円は、道路舗装への寄附金であります。また、奨学基金寄附金の百十三万円は、香典返し等で四件の御寄附がありましたので、それぞれ計上をいたしております。 次に、十四款繰入金、一項基金繰入金は一億八百六十五万円の追加で、財政調整基金繰入金は五千五百二十八万円の計上であります。九月補正後の財政調整基金の残高は十一億一千五百七十五万九千円で、うち一般分は七億九千一万四千円、特別分は三億二千五百七十四万五千円となります。減債基金繰入金は五千三百三十七万円の計上で、市債の繰上償還に充てるために繰り入れするものであります。九月補正後の基金残高は、五千五百六十万八千円となります。 十五款、一項繰越金は三千四百二十一万円の追加で、一般会計の平成七年度決算による繰越金の残り分三千六十四万五千円と平成七年度で廃止したと畜場事業特別会計の繰越金三百五十六万五千円を加えた額であります。 十六款諸収入は二百七十七万六千円の追加で、三項の貸付金元利収入は二百八十九万二千円の追加補正であります。これは、地域総合整備資金貸付金の償還金で、歳出に計上しております大型タグボート建設事業に対する貸付金の第一回目の返還金であります。五項雑入は十一万六千円の減額で、柳町新道地区土地区画整理事業換地清算金の二千円は、特別会計への繰越金の確定によるものであります。農地保有合理化促進事業等業務委託金の十一万八千円の減額は、事業費の清算によるものであります。 十七款、一項市債は八千四百三十万円の追加で、一目民生債を二目に、二目の農林水産業債を四目に繰り下げ、以下順次繰り下げておりますが、地域総合整備資金貸付事業債の八千百万円の補正は、大型タグボートの建設建造事業に対するふるさと融資制度の適用が認められましたので、貸付金相当額を計上しております。火葬場建設事業債の千八十万円は、建屋の実施設計分であります。林道母体線開設事業債の七百五十万円の減額は、本年度の事業費の決定に伴い起債額を変更するものであります。 次に、歳出について説明いたします。一款、一項議会費は百六十六万円の追加で、東北市議会議長会主催の海外行政視察に要する経費であります。 二款総務費は一億九千三十六万八千円の追加で、一項総務管理費は一億八千九百八十六万八千円の追加であります。主なるものは、土地開発基金の積立金七十七万五千円は、歳入に計上しております土地売払収入と柳町新道地区土地区画整理事業換地清算金分を積み立てするものであります。財政調整基金の積立金一千七百五万円は、繰越金の二分の一相当額の一千七百万円と、三月に(仮称)美術展示館建設費分として五万円の御寄附をいただいておりますので、この額を合わせて積み立てするものであります。能代山本広域市町村圏組合負担金の三百四十三万三千円の減額は、職員人件費の減に伴う負担額の整理であります。地域総合整備資金貸付金の八千百万円は、船籍を能代港とする大型タグボートの建設事業について、ふるさと融資制度に基づき、貸付対象事業費の二〇%相当額を貸し付けするものであります。貸付期間は十四年、平成八年十二月から平成二十二年六月までであります。償還方法は、元金均等の半年賦償還で毎年十二月と六月に償還することになっております。据え置き期間はありませんので、先ほど御説明したように、歳入に初年度分の償還金を計上いたしております。ふるさと創生基金の積立金の九千百万円は、ふるさとづくり事業が平成八年度から十年度まで継続されることになり、今年度分が普通交付税に措置されておりますので、歴史と文化の香りづくり事業を継続、充実するため積み立てするものであります。これによる九月補正後の残高は、四億三千五百万円になります。市税過年度還付金は、今後の所要額を見込み三百万円の追加であります。二項徴税費は、財源の振替であります。七項(仮称)能代ニューライフセンター費は、この事業の内容が複合施設となることから、既存の款項では対応ができにくいと考え、項を新設したもので五十万円の計上であります。これは、当該計画にかかわる用地については、できれば年度内に取得することで国、県とも折衝したいと考え、そのための土地鑑定委託料を計上したものであります。 三款民生費は百六十九万二千円の追加で、一項社会福祉費は六十一万二千円の減額であります。主なるものは、精神障害者小規模作業所運営費補助金の百二万円は、県の補助基準額の改正に基づく、すぎなの会、コスモス作業所運営費補助金の増額分であります。身体障害者保護費の九十八万円は、聴覚に障害のある方のために振動呼出機を窓口に備え供するための購入費と住宅や自動車改造のための費用であります。ふれあい安心電話システム推進事業費の四十万七千円は、社会福祉協議会へ委託しているふれあいコール等の安否確認業務について、端末機の台数が二百五十台に増加していることに伴い、業務量がふえておりますので、委託料を増額するのが主な内容であります。能代山本広域市町村圏組合負担金の三百十八万七千円の減額は、人事異動に伴う人件費の減等による負担額の整理であります。二項児童福祉費は二百三十万四千円の追加で、保育所の病原性大腸菌対策費のほか、児童福祉施設費の百一万四千円は歳入で説明いたしました他町村の保育所へ児童措置委託をするための経費であります。認可保育所運営費の九十万円は、第五保育所のストーブの更新経費であります。 四款衛生費は二千百二十二万一千円の追加で、一項保健衛生費は千五百五万二千円の追加であります。主なるものは、火葬場整備事業費の千四百六十三万五千円で、建屋の実施設計委託料千五百五十四万円と、基本設計委託料及びボーリング調査委託料の契約差金の減額分九十万五千円の相殺をしたものであります。三項清掃費は六百十六万九千円の追加で、清掃員詰所補修工事費のほか、能代市外五ケ町村衛生事務組合負担金の四百二十六万九千円は、中央衛生処理場建設事業費負担金で、同建設事業にかかわる地方交付税が建設地である当市に措置されておりますので、本年度の事業費に対応する分を衛生事務組合へ負担金として支出するほか、国から八年度の補助対象事業の年度割合について三〇%とする内示を受けておりますので、当初予算においては全体の事業費の二〇%と見込んで計画していたことから、この変更を行い、負担金の追加計上をしております。 五款労働費は八十二万一千円の減額で、一項労働施設費は、十一万八千円の追加であります。二項労働諸費は、九十三万九千円の減額であります。 六款農林水産業費は九千百四十三万九千円の追加で、一項農業費は一億一千二百万一千円の計上であります。主なるものは、新生産調整推進対策事業費の八千八百六十八万一千円は、とも補償参加集落が四十二集落から八十六集落に増加したこと及び面積が三百四十八万平方メートルから七百四十七万九千二百十三平方メートルに増加しておりますので、これに伴う地域調整推進助成費の八千八百十八万一千円とコンピューターの導入費の五十万円の合わせた額であります。稲作転換野菜等生産出荷拡大促進事業費補助金の二千百九十二万円は、転作田において戦略作物等を新規に団地化した場合、及び既存の団地を拡大した場合に、その規模によって補助金を交付するものであります。新生産調整推進活動支援事業費及び特産作物産地育成事業費は、事業費内の予算の組みかえであります。二項林業費は二千五十六万二千円の減額で、主なるものは、松くい虫対策事業費の二百五万八千円は、市内の古木、名木等の貴重な松に松くい虫の原因であるマツノザイセンチュウの侵入、増殖を阻止するため、薬剤の樹幹注入を実施する委託料等であります。林道維持管理費の百十八万円は、戸草沢林道の改修工事費であります。造林事業費の百九十六万七千円の減額は、大柄部落有の万内作業道の補修を九年度で実施することとなったため、当該経費の整理をするものであります。林道母体線開設事業費の千七百三十五万円の減額は、補助内示に伴う工事費等の整理であります。 七款商工費は五百九十九万六千円の追加で、一項商工費は五百八十七万八千円の追加であります。これは、歳入で御説明いたしましたように、技術の高度化や新分野への進出として認められた企業に対するテクノサテライト企業育成事業費補助金であります。二項商工施設費は、十一万八千円の計上であります。 八款土木費は七千三百七十九万五千円の追加で、二項道路橋りょう費は七千二百七十二万四千円の追加であります。主なるものは、道路維持費の四千三十万円は、一般維持工事十五路線分千九百三十七万円、舗装補修工事十二路線分二千九十三万円であります。また、道路新設改良等のため舗装工事十三路線分二千六百十万円、改良工事五路線分千九十万円、排水対策二カ所分二百十万円を追加しております。赤沼一号線改良事業の千百万円の減額は、工事工法の変更と国庫補助事業等にかかわる事務費の制限率の改正に伴うものであります。また、仁井田柏子所線の柏子所第二橋の老朽化に伴う架替工事費として三百五十万円を計上しております。三項河川費は補正額がゼロでありますが、檜山川運河改修事業費に係る事務費についても制限率の改正がありますので、事業内で経費の組みかえをしております。四項港湾費は四十二万九千円の追加で、秋田県港湾協会負担金の増によるものであります。五項都市計画費は六十四万二千円の追加で、主なるものは、長崎地区土地区画整理事業の四百七十万円で、計画予定区域内の土地評価業務委託料であります。温泉一号線道路改築事業は、補正額がゼロでありますが、これも事務費の制限率の改正に伴う経費の組みかえであります。下水道事業特別会計への繰出金の四百四十万二千円の減額は、同特別会計の決算により繰越金がありますので、繰出金の減額整理をするものであります。七項河畔公園費は、補正額がゼロでありますが、これも事務費の制限率の改正に伴う経費の組みかえであります。 九款消防費は九十八万九千円の追加で、浅内公民館サイレン取付工事費等であります。 十款教育費は千八百七十三万三千円の追加で、一項教育総務費は百五十六万五千円の追加であります。主なるものは、奨学基金の積立金百四十四万八千円は、寄附金の百十三万円と償還金の積み残し分三十一万八千円の合計額であります。九月補正後の基金残高は、九千八百九十二万三千円となります。二項小学校費は七百二十万円の追加で、病原性大腸菌対策費と学校営繕工事費の計上であります。三項中学校費は六十万円の追加で、病原性大腸菌対策費の計上であります。四項高等学校費は百四十六万二千円の追加で、非常勤講師の報償費の計上であります。五項幼稚園費は四百十万五千円の追加で、幼稚園就園奨励費の補助対象者の認定基準の改正に伴う増額分であります。六項社会教育費は百万円の追加で、文化のまちづくり事業に選定された第九演奏会に対して、文化庁から助成金が交付されることとなりましたが、それに対応する市の補助金であります。七項保健体育費は二百八十万一千円の追加で、主なるものは、十月十日総合体育館で開催されるケニアナショナルチーム国際交流親善バレーボール能代大会補助金の百五十万円と、八月八日設立された平成十九年第六十二回国民体育大会能代市準備委員会運営費補助金の計上であります。なお、体育施設費の補正額には、病原性大腸菌対策費の八万五千円も含んでおります。これを含め、九月補正予算に計上した病原性大腸菌対策費の合計は、三百三十七万五千円となっております。 十一款災害復旧費、一項公共土木施設災害復旧費は十二万円の追加で、本年七月二日、四日の豪雨により、滝沢川の左岸及び右岸に被害がありましたので、測量業務の委託料として計上してございます。 十二款、一項公債費は四千三百十万八千円の追加で、長期債元金の四千四百九十万円は、公債残高のうち高利率のものを繰上償還することとし、減債基金から五千三百三十七万円を繰り入れ、償還することとしておりますが、繰上償還によって三月の定期償還額が八百四十七万円減額となりますので、これの相殺によるものであります。また、長期債利子百七十九万二千円の減額は、繰上償還の予定日を平成八年九月三十日としておりますので、それに伴う整理であります。 次に、第二表の債務負担行為の追加であります。これは、火葬場の建屋の実施設計委託料を今回補正予算として提出しておりますが、この実施設計委託に当たりまして火葬炉を選定する必要がありますので、債務負担行為の議決をお願いするものであります。 第三表の地方債補正は、地域総合整備資金貸付事業債、限度額八千百万円と、火葬場建設事業債、限度額千八十万円の追加と、林道母体線開設事業債について限度額を二千八百万円から二千五十万円に変更するものであります。起債の方法、利率、償還の方法については、それぞれ表に記載しているとおりでございます。以上であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(山木雄三君) ただいま議場内の温度が二十八度を超えましたので、発言者以外の方々は上着を脱いで結構でございます。 これより逐条質疑を行います。まず、条文及び歳入全部について質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 次に、歳出第一款議会費、第二款総務費について質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 次に、第三款民生費、第四款衛生費について質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 次に、第五款労働費について質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 次に、第六款農林水産業費、第七款商工費について質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 次に、第八款土木費について質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 次に、第九款消防費について質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 次に、第十款教育費について質疑を行います。二十五番戸松正之君。 ◆二十五番(戸松正之君) 第一項教育総務費の中で、先ほど奨学基金残高が九千八百万円くらいとこういうことでしたが、貸付金の金額と奨学金を利用する希望者が随分ふえておるようですので、今後の取り組む姿勢といいますか、考え方をお知らせ願いたいと思います。 ○議長(山木雄三君) 教育次長。 ◎教育次長(工藤靖君) お答えを申し上げます。今回、おかげさまで寄附金をいただいておりまして、奨学金の方も幾らかずつですが、ふえつつございます。以前にも申し上げておりますが、人材育成は必要なことでございます。また、現在は大学進学率もふえてございますので、今後、そういう寄附の受け入れ方も検討しながら、基金の中で一人でも多く貸し付けができるような方法を検討していきたいと思っています。 ○議長(山木雄三君) 二十五番戸松正之君。 ◆二十五番(戸松正之君) その熱意は十分承知しました。ただ、現在の積立金額の御説明がありましたけれども、貸し付けしている金額をお知らせ願いたいと、こういうことで尋ねておりますので、お願いしたいと思います。 ○議長(山木雄三君) 教育次長。 ◎教育次長(工藤靖君) 平成八年度に限って申し上げますと、貸付金の額は千八百七十五万六千円でございます。現在、九千万円ほどの基金がございますが、そちらの方は貸付分の内容からいって、今、利率の状況が低いので、現在の条例の範囲内で対応するだけの内容になってございますので、今後、十分に枠が拡大できるような方法で検討していきたいと思います。 ○議長(山木雄三君) 他に質疑ありませんか。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 次に、第十一款災害復旧費について質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。 次に、第十二款公債費について質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。これをもって質疑を終結いたします。よって議案第六十九号平成八年度能代市一般会計補正予算中、条文及び歳入全部と歳出第一款議会費、第二款総務費中、第一項総務管理費は総務委員会に、第七項(仮称)能代ニューライフセンター費はニューライフセンター建設特別委員会に、第三款民生費、第四款衛生費は福祉環境委員会に、第五款労働費、第六款農林水産業費、第七款商工費は教育産業委員会に、第八款土木費は建設委員会に、第九款消防費は総務委員会に、第十款教育費は教育産業委員会に、第十一款災害復旧費は建設委員会に、第十二款公債費は総務委員会にそれぞれ付託いたします。--------------------------------------- △日程第七 議案第七十号平成八年度能代市鶴形簡易水道特別会計補正予算 ○議長(山木雄三君) 日程第七、議案第七十号平成八年度能代市鶴形簡易水道特別会計補正予算を議題といたします。当局の説明を求めます。        (「説明省略」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 説明省略の声がありますが、説明を省略して御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認め、説明を省略いたします。 質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。よって議案第七十号は、建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程第八 議案第七十一号平成八年度能代市下水道事業特別会計補正予算 ○議長(山木雄三君) 日程第八、議案第七十一号平成八年度能代市下水道事業特別会計補正予算を議題といたします。当局の説明を求めます。建設部長。 ◎建設部長(武田敏君) 議案第七十一号について御説明申し上げます。第一条では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ八百四十二万八千円を追加し、歳入歳出をそれぞれ十七億三千百九十二万二千円と定めております。補正の内訳につきましては、事項別明細書によって御説明いたします。まず、歳入でございますが、四款繰入金、一項他会計繰入金は四百四十万二千円の減額補正で、これは一般会計の繰入金を減額するものでございます。五款、一項繰越金は、前年度繰越金で千二百八十三万円の追加計上であります。次に、歳出は、一款総務費八百四十二万八千円の追加計上であります。一項総務管理費は三百七十二万八千円の追加で、管渠維持費二百二十五万円は、東能代都市下水路のフェンスの修理工事であります。また、終末処理場管理費の主なものは工事請負費で、処理場の処理施設の塗装工事九十八万円等でございます。二項下水道事業費は四百七十万円の追加でありまして、これは単独事業としての地質調査委託料が主なものでございます。以上でございます。 ○議長(山木雄三君) 質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。よって議案第七十一号は、建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程第九 議案第七十二号平成八年度能代市土地区画整理事業換地清算特別会計補正予算 ○議長(山木雄三君) 日程第九、議案第七十二号平成八年度能代市土地区画整理事業換地清算特別会計補正予算を議題といたします。当局の説明を求めます。        (「説明省略」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 説明省略の声がありますが、説明を省略して御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認め、説明を省略いたします。 質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。よって議案第七十二号は、建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程第一〇 議案第七十三号平成八年度能代市市場事業特別会計補正予算 ○議長(山木雄三君) 日程第一〇、議案第七十三号平成八年度能代市市場事業特別会計補正予算を議題といたします。当局の説明を求めます。        (「説明省略」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 説明省略の声がありますが、説明を省略して御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認め、説明を省略いたします。 質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。よって議案第七十三号は、教育産業委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程第一一 議案第七十四号平成八年度能代市国民健康保険事業特別会計補正予算 ○議長(山木雄三君) 日程第一一、議案第七十四号平成八年度能代市国民健康保険事業特別会計補正予算を議題といたします。当局の説明を求めます。福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(安岡義則君) 議案第七十四号について御説明いたします。まず、条文において、歳入歳出予算の総額にそれぞれ千九百四十二万六千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ四十億四千三百七十二万九千円に定めております。内容につきましては、事項別明細書により御説明いたします。まず、歳入でございますが、三款国庫支出金、二項国庫補助金の二十三万六千円の追加は、保険税収納率向上特別対策事業費補助金の確定に伴う補正であります。九款繰越金、一項繰越金は千九百十九万円の追加で、平成七年度の決算額が確定したことに伴う前年度繰越金の補正であります。次に、歳出でございますが、一款総務費、四項特別対策事業費の二十三万六千円の追加は、歳入でも申し上げました保険税収納率向上特別対策事業で、補正の主なる内容としては、歳出の一部を組みかえて納期内納付啓発用備品の購入に伴うものであります。八款諸支出金、一項償還金及び還付加算金の六百十六万二千円の追加は、一般被保険者と退職被保険者等の償還金で、前年度療養給付費等の実績が確定したことに伴う清算分であります。九款予備費、一項予備費は千三百二万八千円の追加補正であります。以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(山木雄三君) 質疑を行います。六番伊藤洋文君。 ◆六番(伊藤洋文君) 一千三百万何がしかの予備費を追加計上しておるわけですが、国保の医療費にかかわる今後の負担増というふうなものが、いろいろ取りざたされている昨今、将来は調整基金にも手をつけていかなければならない状況にある、というふうなお話もお伺いいたしております。そうした課題などが残っている財政の今後の見通し等について。もう一つは、今後の国保税の見直し等をお考えになっていられるかどうか、その辺を少しお伺いいたしたいと思います。 ○議長(山木雄三君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(安岡義則君) 国保の財政の見通しについては、毎回、質問等で御答弁しておりますけれども、やはり平成九年度から十年度にかけまして、今の状況でいきますと、基金を取り崩しても、なお税の見直しをしなければいけない状況下にございます。そういう中で、現在、前々から申し上げておりますように、国の方からは応益応能の比率の見直しの指導が入っております。現在、応益応能の比率は三対七、三〇%が応益、七〇%が応能となっていますけれども、これを五〇・五〇にしなさいという指導でございます。一気にこれを五〇・五〇にもっていきますと、低所得者と言っては申しわけないのですけれども、所得の低い方の税が一気に上がりますので、順次、その比率を見直ししていきたいということで、現在、見直しの内容については検討しておるところでございます。以上でございます。 ○議長(山木雄三君) 六番伊藤洋文君。 ◆六番(伊藤洋文君) 今、そうした状況下にある中で、基金の取り崩しが当然なされるだろう、というふうな予測が立つわけでありますね。将来、基金で応じることができなくなるような状況下にいかないためにも、税率の見直しが、今検討されつつあるというふうなことになろうかと思います。その見通しがですね、いつごろぐらいまでに大体の試案ができる予定でいらっしゃるのか。それからもう一つは、万が一そういう形の中で基金でも及びがつかなかった場合に、結局は一般財源の方からの持ち出し、というふうなことにも将来なっていくのかどうなのか、その辺のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(山木雄三君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(安岡義則君) 応益応能の見直しを含む税率の見直しについては、一応、新年度をめどにして、内部でよく相談しながら方向づけを出したいなという気持ちで、今事務サイドでは作業を進めております。それから、基金がなくなった場合に一般会計からの繰り入れがあるかということでございますけれども、これはやはり国保に加入していない方の税とか、そういうものを繰り入れすることになっていきますので、いろいろと議論になると思います。そういうことから、今のところ一般会計からの繰り入れということでなく、赤字になった場合は、やはり国保税の見直し、税率改正が必要になってくると思います。以上でございます。 ○議長(山木雄三君) 他に質疑ありませんか。二十七番相場洋子君。 ◆二十七番(相場洋子君) 今回の予算で予備費が九千八百万円になりますし、これで大体その基金は八億円を超すということになろうかと思うんですが、基金として考えられるのはですね。そういう点で、今もちょっと議論があったところなんですけれども、これまでも何回もこの税率を変えなければならないんだという答弁を繰り返してきていながら、その見通しがですね、私はどうも誤っているんでないかという気がしてならないんですね。計算の方法が果たして正しいのかどうか、というようなことさえも思うわけです。そういった意味で、危機を持ち続けながらどうなのかというと、やっぱり九年、十年には変えなければならないというわけなんですが、そうやってここ七年、八年ときているわけですね。一方では、加入者が減ってきたり、別の健康保険に入ったり、というようなことがあるわけですから、そういう意味で考えると、本当に税率を引き下げることができないのかどうかという点について、まず第一点お伺いしておきたいと思います。それから、今の議論にもちょっと関連するのですけれども、税率の見直しを新年度にということは、どういう意味なのかちょっと理解に苦しむわけです。応能応益の割合を五〇・五〇にしていくということは、おっしゃるように低所得者にとっては大変な負担になっていくわけでして、じゃあ、どういうふうにそれをやっていくのか、そこら辺がちょっとよくわからないのです。今のような基金の状況であれば、そういう税率の見直しなどというのはなくていいのではないか、という気がするんですが、そこら辺についてはどういうふうに考えているのか、教えてください。 ○議長(山木雄三君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(安岡義則君) 初めに、計算上、財政見通しに誤りがあるのでないかというような御質問でございますけれども、一応、財政見通しを立てるに当たっては、加入者の推移とか、医療費の推移、こういうものをもとにしながら、後年五カ年くらいまでの収支見通しを立てております。ただ、この見通しの中で、当初からやはり見込めない財源というのがございます。例えば、特別調整交付金とか、こういうものはその年果たして入ってくるかどうか、こういう見込めない不確定の歳入がございまして、今までですといろいろ能代の地域事情を考慮してございまして、特別調整交付金を受けておったんですけれども、前年度は特別調整交付金が全く交付されませんでした。そういう関係から、今、国保会計は基金を取り崩して収支バランスをとっておる状況でございまして、やはり今の推移のままでいきますと、どうしても近い将来は財政的に非常に苦しい状況に陥ると、こういうぐあいに判断しております。それから、応益応能の見直しをして五〇・五〇に一気にもっていくということは、先ほど来御質問にもあったとおり、低所得者に対しては非常に負担になってまいります。そういうことから、順次、今の三〇・七〇を三五・六五とか、あるいは四〇・六〇の比率に見直しながら移行してまいりいたとこのように考えております。ただ、五〇・五〇に近づけることによりまして、いわゆる六割・四割の軽減が、さらに大きくなってまいります。これが、六割・四割から、そういう比率に近づけたことによって六割の軽減の人が七割になり、四割の軽減の人が五割になると、さらに新たに二割の軽減の制度が設けられると、こういうぐあいに低所得者にも税面の恩典がまた受けられることになりますので、そういう税率の改正等、あるいはその恩典等を十分配慮しながら、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(山木雄三君) 二十七番相場洋子君。 ◆二十七番(相場洋子君) ちょっとよくわからないんですけれども、結局、平成九年度で税率をまず見直していくと、それで基金の状況がどうあれ、それはもう既定方針なんだというふうに、今のお話では聞こえるなという気がするんですよね。そうしますと、基金を持ちながら、税率もいろんなことがあっても低所得者の方々に負担を多くしてもらう、そういう方向へ進めていくんだというふうに受けとめられるんです。そうだとすれば、大変な改悪になるわけですよね。一つずつ整理してお答えいただきたいんですけれども、平成九年度で何を変えようとしているのか。私は、これまでお話ししてきたように、基金額が残っていくし予備費が残ってきた、赤字になるだろうなるだろうと言いながら残してきたし積んできた、ということなわけですから、そういう意味では、減額できるんじゃないかというふうに、これまでも主張してきたし、今もこの会計を見ましても、そういう気がするんです。それを、一方でそういう状況にありながら、来年度に応能応益を変えていくという方向というのは、二重三重に大変なことになるんじゃないかという気がするんです。そういう意味で、税率を下げられる方向で検討されていれば、それはそれでいいんですけど、どうもそうでないらしいので、そこら辺がちょっとよくわからなくなってきたので教えてください。 ○議長(山木雄三君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(安岡義則君) 答弁にちょっと舌足らずのところがあったかもしれませんけれども、九年度で税率を変えるということではなく、応益応能の見直しをしながら、税率の見直しを検討しておるということでございまして、九年度で税率をはっきり変えますということでは、今はお答えできるような段階ではございません。あと、この応益応能を変える中で、じゃあ、どういうものを見直ししておるかということがございましたけれども、他の市でも最近広がってきておりますが、資産割をなくした場合にどうなるか、ということを中心に検討しております。 ○議長(山木雄三君) 二十七番相場洋子君。 ◆二十七番(相場洋子君) だんだんわからなくなってきました。私の理解力がないのかどうかあれなんですが、そうすると、ちょっとはっきりした数字は持ってませんが、基金残高は大体八億円になりますよね。そうすると、来年度の税率改正はないのだというふうにおっしゃってますが、前々から私どもが要求しておりますように、こういう基金を持つというのではなくて、全体の税率を軽減する方向へ使うというのが正しい使い方ではないか、というふうに思っているわけです。ですからそういう意味で、平成九年度の税率を下げるという方向で検討できるはずなんだけれども、どうなのかと。どうも今までの説明では、七年度には赤字になるよ、八年度には赤字になるよ、ということをずうっと言ってきたんですが、こうやって予備費として残っていくし、基金も積み立てられていくということですから、そういうことだっら軽減できるじゃないの、ということなんです。そういうことで、九年度はどうするのでしょうか。と同時に、もう一つは、資産割をどうするかということの検討はただいましておりますけれども、それは九年度にはやりませんよと、そういうことなんですか。もしくは九年度にやるということなんですか。どうもそこら辺がよくわからないので、お願いします。以上です。 ○議長(山木雄三君) 福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(安岡義則君) 税率改正については、今、検討しているということで、九年度でやるかやらないかは、これからいろいろ今後の見通しを立てて検討していくことになります。それから、国保会計の収支見通しについては、現在のままでいきますと、やはり平成十年度には、今の財政見通しの中では、基金残高を全部繰り入れしても赤字になるということでございまして、その時点では、当然、税率の見直しが必要になるとこういうことでございます。平成十年度では、今の財政見通しでは基金を全部入れても赤字になる、ということでございます。 ○議長(山木雄三君) 他に質疑ありませんか。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) これをもって質疑を終結いたします。よって議案第七十四号は、福祉環境委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程第一二 議案第七十五号平成八年度能代市水道事業会計補正予算 ○議長(山木雄三君) 日程第一二、議案第七十五号平成八年度能代市水道事業会計補正予算を議題といたします。当局の説明を求めます。ガス水道局長。 ◎ガス水道局長(赤塚謙蔵君) 議案第七十五号について御説明いたします。第一条は総則でございまして、平成八年度水道事業会計の補正予算を第二号と定めております。第二条は業務の予定量を改めるもので、項目四、主要な建設改良事業のうち配水管等整備事業の事業費は三十七万円の減額で、補正後の額は五千八百十九万七千円となります。第三条は収益的収入及び支出の補正で、第四条は資本的支出の補正であります。 内容につきましては、補正予算実施計画により御説明いたします。収益的収入及び支出でありますが、収入第一款水道事業収益は百五十六万一千円の増額で、補正後の額は八億一千九百六十二万六千円となります。第二項営業外収益、三目消費税還付金百五十六万一千円は、還付による追加補正であります。次に支出でありますが、第一款水道事業費用は六千七十七万六千円の増額で、補正後の額は七億九千百七十六万五千円となります。第一項営業費用は三百五十五万五千円の増額で、補正後の額は五億三千五百三十五万九千円となります。主なるものは、原水及び浄水費二百七十七万五千円は、導水管の漏水復旧修理等に要するものであります。第三項特別損失、一目固定資産除却費は、五千七百二十二万一千円の追加補正であります。この内容について御説明いたしますと、これは取水塔の撤去等に要する費用で、この施設は米代川河口上六・八キロメートル地点に上水道水源取水目的に昭和三十三年に築造されたものでありますが、その後、鶴形奥柳生地内、河口上十二・五キロメートル地点に、能代火力との共同取水口等の完成によって、平成六年四月から取水を開始いたしておりますので不要となっておりました。不要となった工作物は、河川法によって撤去することとなっておりますので、このことを建設省能代工事事務所等と協議してまいりました結果、撤去区分、工法上の協議が調いましたので補正をお願いするものであります。なお、財源については、六月議会で計上いたしました特別利益、水道用地の固定資産売却益等を充てるものであります。次に、資本的収入及び支出でありますが、支出第一款資本的支出は三十七万円の減額で、補正後の額は九億一千七百五十八万三千円であります。第一項建設改良費は三十七万円の減額で、補正後の額は八億一千二百九十三万六千円となります。これは、建設費の賃金の減額によるものであります。 予算書に戻って、予算第四条本文括弧書き中、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額「一億二千三百八万五千円」を「一億二千二百七十一万五千円」に、過年度分損益勘定留保資金「四千八百十六万一千円」を「四千七百七十九万一千円」に改め、資本的支出の予定額を補正するものであります。なお、平成八年度水道事業会計貸借対照表では、当年度純利益は五百二十七万七千円の見込計上となっております。以上、水道事業会計補正予算について御説明いたしました。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(山木雄三君) 質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。よって議案第七十五号は、建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程第一三 議案第七十六号平成八年度能代市ガス事業会計補正予算 ○議長(山木雄三君) 日程第一三、議案第七十六号平成八年度能代市ガス事業会計補正予算を議題といたします。当局の説明を求めます。ガス水道局長。 ◎ガス水道局長(赤塚謙蔵君) 議案第七十六号について御説明いたします。第一条は総則で、平成八年度能代市ガス事業会計補正予算を第一号と定めております。第二条は業務の予定量の補正で、一般ガスの項目四、主要な建設改良事業のうちガス供給設備整備事業の事業費七十六万五千円を増額し、補正後の額を七千百十五万八千円とするものであります。第三条は収益的支出の補正で、第四条は資本的支出の補正であります。 内容につきましては、補正予算実施計画により、第三条並びに第四条関係を御説明いたします。収益的収入及び支出についてでありますが、支出第一款ガス事業費用は三万一千円の減額で、補正後の額は二億八千四十八万九千円となります。第一項営業費用は既計上予算額と同額の一億九千六百二十一万四千円でありますが、製造費は九十五万八千円の減額で、補正後の額は九千四百四十二万九千円となります。減額の内容は、修繕費で門扉等に要するものであります。一般管理費九十五万八千円の増額は、電算プログラムの変更に伴うものであります。第五項営業外費用は、消費税三万一千円の減額であります。次に、資本的収入及び支出の支出、第一款資本的支出では百七万七千円の増額で、補正後の額は一億一千三百七十五万七千円となります。第一項建設改良費は百七万七千円の増額で、補正後の額は八千九百二万七千円となります。建設費は七十六万五千円で、補正後の額は七千百十五万八千円となります。この内容は、ガスの拡販に伴う導管の敷設工事費であります。次に、簡易ガス事業設備費は三十一万二千円の増額で、補正後の額は四十二万五千円となります。これは、LPG用の五十キロボンベの購入代であります。 予算書の方に戻りまして、予算第四条本文括弧書き中、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額「五千五百三十三万二千円」を「五千六百四十万九千円」に、当年度分消費税資本的収支調整額「二百四十一万八千円」を「二百四十四万九千円」に、当年度分損益勘定留保資金「二百二十二万八千円」を「三百二十七万四千円」に改め、資本的支出の予定額を補正するものであります。なお、平成八年度能代市ガス事業会計貸借対照表では、当年度純利益は二十八万八千円の見込み計上でございます。以上、ガス事業会計補正予算について御説明いたしました。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(山木雄三君) 質疑を行います。        (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 質疑なしと認めます。よって議案第七十六号は、建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程第一四 請願陳情 ○議長(山木雄三君) 日程第一四、請願陳情でありますが、本定例会で受理した請願陳情は、お手元の文書表のとおり、整理番号第四十四号から第五十号までの七件であります。以上の七件は、それぞれの所管委員会に付託いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。        (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山木雄三君) 御異議なしと認めます。よって以上の七件は、それぞれの所管委員会に付託いたします。--------------------------------------- ○議長(山木雄三君) 本日は、これをもって散会いたします。明二十日は各常任委員会、二十一日から二十三日までは休会、二十四日は各常任委員会、二十五日はニューライフセンター建設特別委員会、二十六日は休会とし、二十七日定刻午前十時より本会議を再開いたします。                    午後三時二十八分 散会...